第六章「君の瞳に恋してる」
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「――ぼくたちに……用?」と、ぼくは戸惑いながらも尋ね返した。「時田さん……と言いましたか?」
「はい」
「あなたは、一体誰なんですか?」
「ぼくは……ぼくも、あなたと同じ『トモ』なんです」
「!」
「といっても、それを知ったのはつい最近のことでして――」
そう言った時田学は、よく見るとぼくらとそう年は変わらないようだった。ただ、少しだけ大人びていたから、きっと高校生か。黒縁の眼鏡をかけていて、短めの髪は黒。半袖のシャツにネクタイという格好をしていたから、どこかの高校の夏服かもしれなかった。
学は、なおも戸惑うぼくらに向かってこう言った。
「……こんなこと、急に言われても困ると思うけど、実は、きみたちに会いたいという人がいてね」
「会いたい? ぼくたちに?」
「そう。その人は……何というか、ぼくたちのことを研究しているんだって」
「研究? 何を?」
「
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