堀潤のテレビでは言えない話

「私は日本軍の性の奴隷でした」従軍慰安婦像を訪ねて

2013/09/06 04:51 投稿

  • タグ:
  • 従軍慰安婦問題

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     * 堀潤のテレビでは言えない話 vol.22

     ~「従軍慰安婦像を前に日系人たちの本音」の巻~

         

      発行:8bitNews  2013.9.5 (毎週1回発行)

               

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みなさんこんにちは! この一週間はなかなかの移動距離でした。
更新が遅くなり申し訳ありません!


先週は米ロサンゼルス近郊の街、グレンデールを訪ねました。人口約20万人の静かな街ですが、その中央公園の真ん中に今年7月30日、黄金色をした従軍慰安婦像が設置されました。


カリフォルニアの韓国系団体の要望で市議会が設置を認めたものです。慰安婦像には「私は日本軍の性の奴隷でした」という文言から始まる石碑も添えられ、「あまりにも一方的で事実に基づかない主張がある」として一部の日系人や日本人が抗議、撤去を求める運動を展開しました。


米国の各地で今、こうした従軍慰安婦像の設置計画が持ち上がっています。みなさんはこの問題をどうとらえますか?

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先週土曜日にはテレビ愛知で始まった新型討論番組「激論!コロシアム」においても、日中や日韓、日米の問題について、現職の政務官や元防衛相、経済学者、韓国や中国出身の学識経験者など専門家の方々と2時間にわたり議論しました。

http://www.tv-aichi.co.jp/gekiron/


この番組では収録前にニコ生で、皆さんからの意見などを僕がお受けしています。ぜひご活用ください。ニコ生のアドレスはこちらです!

http://ch.nicovideo.jp/gekiron

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2回目となる今週土曜日は、安倍首相が10月に方針を決めるとしている、来年4月からの消費税増税について徹底的に議論します。


そして。今月はいよいよ本が出版されます。


初めての単行本は「僕らのニュースルーム革命」(幻冬舎)。米国での最新のメディアの動きや、日本にも導入が必要だと僕がかねて主張してきたパブリックアクセス、そしてオープンジャーナリズムの先進事例など、UCLAの研究員時代に現地で見聞きし調べたことなども盛り込み、メディアのこれからをつづっています。

http://www.amazon.co.jp/dp/4344024478/ref=cm_sw_r_tw_dp_LgPjsb1JJV74D


続いては「僕がメディアで伝えたいこと」(講談社現代新書)が発売となります。こちらは過去の取材体験記などが中心。新人の頃からのエピソードなどをふんだんに、これまでの軌跡を通じて僕がメディアを通じて伝えたいこととは何かを書き込みました。

http://www.amazon.co.jp/dp/406288223X/ref=cm_sw_r_tw_dp_niPjsb1GBGKWJ


こちらもぜひ、よろしくお願いいたします! トークイベント&サイン会なるものも計画されておりますので、お近くの方はお時間あればぜひぜひ。

10月3日(木) 19:00~

西武池袋本店別館8階 池袋コミュニティ・カレッジ コミカレホール

http://www.libro.jp/news/archive/003620.php


ではでは、今号のコンテンツはこちらです!↓


┌───────────────────────────────┐

├○    堀潤のテレビでは言えない話  vol.222013.9.5

├○

├○  01.【堀潤のソーシャル日記から】

├○  11回「歴史修正主義と自虐史観」

├○ ~従軍慰安婦像設置の街を訪ねて~

├○

├○  02.【ルポルタージュ】

├○  次世代メディアへの創造力+α

├○  第12回  「テレビがテレビではなくなる日」

├○ ~放送と通信の融合「ハイブリッドキャスト」をバカに出来ない理由~

├○ 

├○  03.【ルポルタージュ】

├○  マイコの下克上研究者の道 『被害者学編』

├○  苦行な院生生活を徒然なるままに

├○  第2回「それでも生きていかねばならない」

├○

├○  04.【ルポルタージュ】

├○  フクシマ日常論 ラジオ福島・大和田メール

├○  第3回「」

├○

├○ 

├○  05.【告知】今週のスケジュール& お知らせ

├○

└───────────────────────────────┘



前回「Vol.19」へのリンクはこちらです。

[リンク] http://ch.nicovideo.jp/horijun/blomaga/ar313562

未読の方は併せてお楽しみ下さい。


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┗■  01.【活動日記】堀潤のソーシャル日記

   

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このコーナーでは1週間の堀のつぶやきから3本を選んで深堀り。

毎日新聞「MAINICHI RT」 の連載と連動しています。

NPO法人代表として、そしてジャーナリストとしての堀の1週間からのルポルタージュ。

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歴史修正主義と自虐史観

~従軍慰安婦像設置の街を訪ねて~


堀 潤 JUN HORI@8bit_HORIJUN

ロサンゼルス中心部から北に車で30分に位置するグレンデールに到着。先月、街の中央公園に韓国系団体の運動により、従軍慰安婦像が設置された。地元の皆さんにこれから話を聞いてまわる。 @ Glendale… http://instagram.com/p/diGMTatgm0/

posted at 07:09:21

 

堀 潤 JUN HORI@8bit_HORIJUN

従軍慰安婦像の横に置かれた石碑には「私は日本軍による性の奴隷でした」という文言から始まる説明文が刻まれている。地元日系人達から反発の声があがっている。 http://instagram.com/p/diGvGONgnu/

posted at 07:11:54


堀 潤 JUN HORI@8bit_HORIJUN

従軍慰安婦像の撤去を求め活動を始めた日系市民の方々に話を聞いている。前後の文脈無し、政治的背景の説明の余地なしでは誤解と偏見を招くとして署名を集めている最中。 http://instagram.com/p/didRoPNgmT/

posted at 10:27:30


その銅像は、静かに、そして異質に、前後の文脈を削ぎ落とした形で確かにそこに存在していた。


金色の少女が拳を握りしめ膝の上に乗せ、椅子に座って前を見つめている。靴ははいていない。肩にはブロンズの小鳥がとまり、少女の足元から後方に伸びる影に、白い蝶蝶が描かれている。少女の隣には、空の椅子がもう一脚置かれていた。


「私は日本軍の性の奴隷でした」


慰安婦像のすぐ側に置かれた石碑に刻まれた文言だ。そして、銅像の説明が続く。


「少女は、帝国陸軍によって彼女の家から無理に連れてこられた。

 彼女のおかっぱのように乱れた髪型がそれを物語っている。

 絶望のつづく冷たい大地をはだしでふみしめている。

 固く握った拳は、少女が正義を追求する志を忘れない固い決意の表れだ。

 小さな鳥は少女と私たちを繋ぐ。

 年老いた女性達は、正義が証明されるのを見ぬまま、まさに死にゆこうとしている」

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アメリカ西海岸。人口20万人、アジア系の多い街で知られるグレンデール。今回の慰安婦像の設置に際しては、地元グレンデール市議会議員に対する韓国系市民団体によるロビー活動が盛んに行われ、地元日系コミュニティの人々が異論を唱えた時には既に設置が決められていたと不満の声が聞かれる。


銅像が設置されているのは、町の中心部。中央図書館に隣接する公園の一角にある。銅像の様子を撮影するため、少し離れた所でカメラを構えていると、ひっきりなしに韓国系米国人、又は韓国人の女性達が花を手向けにやってくる。

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なぜこの像を訪れるのか。韓国系米国人女性にも話を聞いた。

 

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