本日さっそく生放送配信を行ってみた!
場所は書斎「LEVEL 4」からである!
冒頭はいきなりトラブルが発生し
私は動いているのだが
声がまったく聞こえないという事態が発生した!
多くの人達から
「いつものパントマイムですか?」
とのコメント書き込みがあった!
私は自分がやる「パントマイム」のせいで
何度か他人の誤解を招いた事がある!
「パントマイム」集団による舞台に
出演オファーをもらった事もあった!
違う違う!
私の「パントマイム」は
そういうのではないのだ!
『バラエティー生活笑百科』
に出演させていただいた際には
事前の打ち合わせで
「後藤さんはよく
パントマイムをなさるそうですが
台本のここで”そばを食べる”という
パントマイムをやって頂けますか?」
と言われた!
違う!
そういうのじゃないのだよ私の「パントマイム」は!
『大好きなかえる君とコンサートに行く』
とか
『かぶとむしで脱臼する』
とか
『犬のくちばしを掴む』
とかそういうのしかしないのだ!
そういうのしかできないのだ!
しかしながらこの度の音声トラブルを
「パントマイム」として受け入れてくれた
そんなファンの方々には
たいそう感謝したい!
見る者すべてを突き放して寄せ付けない
あまりにも独創的な「パントマイム」を
長年続けた甲斐があったというものだ!
そんな音声トラブルがやっと解消された瞬間!
今度は動画がストップした!
私の声と共に
一瞬見せた私の満面の笑顔による静止画が
数分間に渡って配信された!
知らない人が見たら
亡くなった人の写真に
生前の声を流していると思った事だろう!
そうはいかない!
最近はすこぶる体調のいい私だ!
やがては正常となった生放送『しゃべるひろぐ』!
ニコニコ動画に慣れてらっしゃる方は
既にご存知の事だろうが
放送中は画面に
視聴者の方々が自由にコメントを書き込める
というシステムだ!
しゃべっている私は
時折それらのコメントを読んでは
その場で受け答えができる!
なんとも画期的なコミュニケーション法だ!
しかしその機能を使うかどうかで
私を含むスタッフは放送前に少々悩んだ!
今回に限り無料放送であったため
私の事を知らない方!
もしくは私や私の作品に嫌悪を抱いている方が
視聴した上で
うれしくないコメントを書き込む可能性は高かったのだ!
ところが!
そんなコメントは一切無かった!
なんなら同席した構成作家
「宮崎高章(みやざき・たかあき)」によるコメントが
最も口汚い物だった!
まぁそれも仕方がない!
彼の故郷である「群馬県」を
「馬が群れる場所」呼ばわりし
前橋市にある県庁庁舎は見せかけだけで
実際に県政が機能する本拠地は
県内で最も「馬が群れる場所」
「伊香保グリーン牧場」である事までをも
暴露してしまった!
「群馬県」の人々が元気な理由は
16歳になると
「藪塚スネークセンター」に連れて行かれ
毒へびに噛ませる”元服の儀”があるおかげだ
という「群馬県民」だけが持つ
抗体の秘密までをも明かしてしまった!
そんな私の『しゃべるひろぐ』に
視聴者からは多くの讃辞を頂戴した!
心優しい皆さんには
本当に感謝したい!
自宅の書斎「LEVEL 4」である以上に
居心地のいい生中継をひろいだ私であった!
そんな折
中国は北京に住む友人による”つぶやき”を読んで
なんとも悲しくなった!
「”犬と日本人お断り”
という貼り紙を
初めて見ました!」
というものだった!
往年の映画ファンには
聞き覚えのあるフレーズだろう!
これは映画『ドラゴン怒りの鉄拳』における
上海「黄甫公園」入口に掲げられた看板の
文言をもじった物である!
かつて外国人しか立ち入る事が許されなかった
「黄甫公園」入口には実際に
「犬と中国人は入るべからず」
との看板が掲げられていたようだ!
入口で門番に止められる「ブルース・リー」の横を
西欧人女性の連れた犬が通り過ぎる!
「今犬が通ったじゃないか!」
「お前も犬の真似をしたら通してやるよ!」
その言葉に激怒した「ブルース・リー」が
どう見ても中国人な日本人数名をKOした後に
看板を蹴り割るシーンは
あまりにも有名である!
しかしその映画が製作された1972年の時点で
当然そんな看板は存在してはいなかった!
そんな物があったのは清朝時代の話で
今から100年以上も昔の事である!
まさかそのフレーズを
21世紀の世の中になって持ち出して
政治的主張に替えようとは
なんともがっかりな話だ!
人類の歴史は
領土を巡って殺し合った時間が
あまりにも長い!
歴史書には載っていないが
恐らくは農耕が始まった段階で
そのいさかいが連続した事だろう!
となれば
今の私にはよくわからないが
そうした争い事は
きっと人間にとって重要な事なのだろう!
なので現在の中国における過激な反日行動が
”どうでもいい事”などとは決して言わない!
しかしながら
作・演出家の見地から言うと
”要求を伝えるために物を投げたり壊したりする”
というのは
人間の成長段階の中で
幼児に特有の表現方法だ!
それを保護者が上手に理解して要求に応え
コミュニケーションを取るのが通常だ!
となれば残念ながら
親でも保父でもない非保護者である私には
彼らの要求は既にまるでわからない!
同じアジアの先進国家であるならば
是非とも話がしたい!
こちらには
その準備ができているはずだ!
(とは言え
私と話されても解決には結びつかないが・・・)
私は今
多くの中国人観光客を歓待したい!
この島国が楽しく素敵な場所である事を伝えたい!
ここに住む人達が
笑顔にあふれた素敵な人々である事を知らせたい!
話し合う言葉を持ち
彼らへの尊敬がある事を届けたい!
みんな中華料理が大好きである事も教えたい!
例え日本人が悪役で登場しても
「カンフー映画」が大好きである事を主張したい!
怒りがおさまらず暴れているのならば
まずは抱きしめる事で
こちらの心を渡したい!
それが後藤ひろひとの思う
国際コミュニケーション法だ!
憎しみを原動力として生きる生き方ほど
むなしい物はない!
多くの憎しみや悲しみにあふれてもなお
他人を愛する事
他人を尊敬する事
を説くべく
「チャーリー・チャップリン」は
コメディを作り続けた!
政治家には決してできない事を
笑いでやってのけた!
だからこそ彼は偉大なのだ!
いつの日にか
ほんの少しでも彼に近づける喜劇人に
私もなりたいものである!