秋に実りをあげ収穫を迎える根菜類(イモ類)やきのこ類など、これらは冬になっても美味しく食卓へ並んでいますね。そしてこれらは食物繊維がとっても豊富なことが特徴なのです。
食物繊維の働きは健康や美容に大きな役割を果たしてくれていることをご存じですか。今回は積極的に摂ることで、さらさらの美肌を作りあげる旬な食材をお伝えします。
そもそも食物繊維って!?
女性なら一度は聞いたことがあるでしょう。しかし、大まかに便秘に良いなどのイメージがあり、なぜいいのか?まで、詳しくは知らない方も多いのでは?
食物繊維は第六の栄養素とも呼ばれており、人の消化酵素では消化できない成分のため、女性お悩みの便秘を改善するのに欠かせない栄養素となっています。そして、便秘は体内で不要に老廃物が長い間溜まってしまうことで、腸内環境が悪化したり、その腸が感じるストレス、精神的なストレスから吹き出物や肌荒れなどの肌トラブルの原因となるとも言われています。これらが食物繊維で解決できてしまいます!
実は食物繊維には、2種類あって、体内での消化吸収のスピードを遅くし、コレステロール値を下げるのを助ける『水溶性食物繊維』と、便量を増やし、腸管内の便通過時間を早め排泄を促す『不溶性食物繊維』があります。それは食品によって含まれる食物繊維の種類が違ってくるので、毎日の料理の中になるべく多くの食材を採りいれることが大切です。プラスアルファ、便秘を改善するには食事と一緒に飲む水分がとても必要になります。
美肌になれるデトックス食材
さつまいも…若返りのビタミンを含む。
甘くて美味しいさつまいもはおやつにもピッタリ。そのほのかな甘みは、主成分のでんぷんが加熱されて糖質に変わったもの。じっくりと時間をかけて加熱するとより自然な甘みが引き出せます。ビタミンC・B1・B2、食物繊維を豊富に含んでおり、そして切り口に出てくる白い液はヤラピンといって腸の運動を促進させる働きがあります。
皮を剥いて食べる方が多いですが、皮には食物繊維がたくさん詰まっているのでよく洗い、皮ごと食べるのがおすすめです!さつまいもには便秘に良い成分が詰まっているほか、美肌に良いビタミンを含んでいるのです。
里芋…胃腸にやさしい。
さつまいもより、カロリーが低く、糖分をエネルギーに変えるビタミンB1やカリウムや食物繊維を多く含みます。里芋の独特なヌメリは糖たんぱくの一種で、強い胃酸から胃壁を守る作用があります。また、加熱することで消化吸収しやすくなります。
しいたけ…うま味をアップさせる。
しいたけは料理に入れると香りも引き立ち、煮物などには味もしみ込みやすく、うま味がしみてより和を堪能できます。しいたけの魅力はビタミンDを含み、カルシウムの吸収をアップさせる働きがあるほか、なんといっても低カロリー!ミネラルや食物繊維も豊富に含まれているので、食事制限やダイエットをされているかたにおすすめです。
しめじ…シミを防ぐ。
よくスーパーにあるのはぶなしめじ。ぶなしめじには、ビタミンB1・B2、ビタミンD、ナイアシンなどを含むとても栄養素の高いきのこです。そして一番の嬉しい効果は、シミの素となるメラニンの生成を抑えるチロシナーゼ阻害物質を含むので、美白効果が期待できます。
えのきだけ…疲れを吹き飛ばす。
別名、なめたけとも言われます。発芽玄米などに多く含まれるギャバという成分を豊富に含んでいるのが特徴。そのギャバには神経の興奮を静めて肝臓や腎臓の働きを活発にする働きがあり、血圧や神経安定に役立つことから安眠効果も!また、疲労回復効果のあるビタミンB1の含有量は、なんときのこ類の中でもトップクラス!他にもビタミンB2やナイアシンは湿疹や吹き出物などの肌トラブルを解消する働きがあります。
食物繊維は美肌に繋がる!美味しく食べて健康に、美肌になれたら素敵ですよね。
私のおすすめは、お肉や野菜と一緒にいろいろな種類のきのこをいっぺんに野菜炒めにすること。簡単に料理ができるし、早ければ便通が1~2日で効果が実感できます。一週間も続ければ肌にも効果を実感できるはず。ただし、便秘気味でない人は、きのこ類は食物繊維が豊富なので、いっぺんにたくさん食べすぎるとお腹がゆるくなる場合もあるので、自分に合った適切量を見つけましょう。
これらを毎日、いつもの食材に加えてみてはいかがですか?
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