いよいよ今年も残り2日。大掃除と共に、そろそろお正月の準備が気になり始めるころではないでしょうか?
巷ではお正月飾りやお年賀等続々と取り揃えられています。その中でも一番の関心事といえば「おせち」なのではないでしょうか?元旦早々からオープンしているお店も多く、日持ちのする料理を大量に作り置きする必要性が薄れ、手作りする人が減っているといいます。
年々市販品も多くなり、おせちは買うもの!という人も増えているそうですが、豪華な食材を揃えなくても身近な食材で十分手作りできるものなのです。特にお子さんをお持ちのママたちは、日本の伝統食文化であるおせちの意味や願いを伝えられる良い機会。意外としらないおせち料理に込められた意味や簡単レシピをご紹介します。
こんなにある!おせち料理に込められた意味
昔の人々はおせち料理に、豊作や家内安全、子孫繁栄を願う意味を込めました。おせち料理の献立は地域や家庭によって様々ですが、その中でも代表的なおせち料理に隠された意味をご紹介します。
黒豆:「一年中まめ(元気、勤勉)に働けますように」との意味を込めて。また黒は魔除けの力も持つ。
数の子:たくさんの卵を持つ数の子には子孫繁栄を願う気持ちが。
田作り:昔はイワシが田んぼの肥料とされていたことから豊作を願う意味が。
紅白蒲鉾:紅白はおめでたい意味がある。
伊達巻き:「伊達」には華やかという意味が、巻物には知識や文化の発展を願う意味がある。
栗きんとん:きんとんは「金団」と書き、豪華さを表す。
昆布巻き:「よろこぶ」にかけて。
紅白なます:お祝いの水引きをかたどったもの。
海老:腰が曲がった海老は長寿の象徴。長生きできるようにとの願いを込めて。
里芋:子芋がたくさんつくことから子宝を祈願。
レンコン:穴があいたレンコンには先が見通せるようにとの意味が。
また、おせち料理を重箱に入れるのは「良い事が重なるように」との願いがこめられています。
子どもと作れる!簡単おせちレシピ
上記のような意味の込められた日本の伝統食文化であるおせち料理を子ども達に伝えていこうと、東京ガス(「子どもとつくるおせち料理」)は子ども達と作る簡単なおせち料理を提案しています。海老を子どもの大好きな揚げ物にした「白ごま揚げ」や煮てある市販の黒豆を利用した「黒豆ごはん」、定番の「紅白なます」と身近にある食材で十分作れるレシピとなっています。
今年は是非おせちの“いわれ”を子どもに伝えながら身近な食材でおせちを作ってみてください。飾り付けするのも楽しいですよ。
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