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これから本格的な冬を迎える季節ですが、ファッション界はもうとっくに春夏。来年の春夏コレクションが次々と発表される時期です。
まだまだ暖かくなる時期の服装など、考えられない…!という人に朗報です。春夏も秋冬に引き続き、ブラックテイストが流行する兆し。そのままのテンションで次の季節を迎えることができるかもしれません。

パリコレで注目を集めた世界二大ブランド

クリスチャン・ディオールとサンローラン。日本でもトップクラスの人気を誇り、ファッションに敏感な女性なら誰でも知っているといっても過言ではない超有名ブランド。そんな2つのパリブランドが今注目を集めています。両者そろって3月、新しいデザイナーを起用したのです。
ディオールの新しいアーティステックディレクターはベルギー出身のラフ・シモンズ。サンローランのクリエイティブディレクターがパリ出身のエディ・スリマン。どちらも1968年生まれで業界トップクラスの実力と人気があります。


二人の共通点から生まれる春夏トレンドとは?

両デザイナーの共通点は年齢と人気だけではありません。「パリコレ」と言えば通常、女性用のプレタポルテ(高級既製服)のことを指します。しかし、2人は共にメンズコレクション、すなわち紳士用でデビューしているのです。
さらなる共通点は2人共今回のショーのオープニングを「黒のパンツスーツ」で飾ったことです。ボトムスは両コレクション共に漆黒のスキニーパンツ。どちらも完璧なかっこよさですが、パリコレらしい奇抜さに少々欠ける部分も打ち合わせたかのような不思議な一致をみせました。


男性風に変化しつつあるファッション

日本でもここ2年、若い女性向けのパンツの販売が伸びているそうです。それは世界的なトレンドがやや男性風に変化しつつあるからだといいます。実際に今年の秋冬流行しているアイテムはスーツ風のパンツやチェスターコート、ローファーやレースアップシューズ等、どれも男性が着用することが多いアイテムです。
そんな流れを受けてファッション界、トレンド界の頂点に立つ二大ブランドが紳士物を得意とする人物をディレクターに迎えたことは、必然であったのではないでしょうか。

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写真のようなセンタープレスのきれいめブラックパンツや、ブラックのスキニーパンツは来春マストアイテムとなるようです。秋冬のトレンドの流れが春夏にも受け継がれ、ファッションは益々シーズンレスなものになっていくでしょう。それと同時に、過度な装飾は削ぎ落とされ、シンプルでベーシックなアイテムが脚光を浴びるようになりそうです。

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