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【中量級(-70kg)トーナメント参戦選手】

渡辺一久(ボクシング/日本)
JZカルバン(ルタ・リブレ/ブラジル)
ビターリ・クラット(コンバット・サンボ/ロシア)
ソン・ヤードン(少林拳/中国)
チョン・チャンヒョン(テコンドー/韓国)
TOSHI(MMA/日本)


6・27『巌流島・道場マッチ2』全試合終了後、7・18『巌流島・両国国技館大会』のカード発表記者会見が、nico生のライブ配信を通して行われた。進行を務めたのは、広報部長の谷川貞治で、会見は闘技場の上で行われた。

まずは、両国国技館の目玉である中量級トーナメントの出場選手の発表から。当初、8人のトーナメントを予定した中量級トーナメント。しかし、実行委員の一人、魔裟斗の「巌流島は立ち上げたばかりのイベントだから、もっとヘビー級の迫力ある試合を見せるべき」という意見に従い、8人から4人のトーナメントに変更。よって、トーナメントに出場する4人とリザーブ戦を闘う2人の合計6人の選手の名前が発表された。

すでに発表されていた前回大会でMVP的な活躍をしたボクシング渡辺一久をはじめ、コンバット・サンボで快進撃を続けるビターリ・クラット(ロシア)、中国少林拳のソン・ヤードン、韓国テコンドーのチョン・チャンヒョン、前回の道場マッチで道着を掴んでムエタイ王者をKOするという巌流島ならではの闘いを見せたマッハ道場のTOSHIの参戦が決定。

そして圧巻なのは、最後にHERO'Sの第2代王者にして、MMAでその実力を世界中に知らしめたJ.Z.カルバンの名前が告げられたことだ。まさかのJZ参戦に、トーナメントのクオリティと価値観が一気に上がる。果たして、JZのようなトップファイターは、この巌流島ルールでどう闘うのか?

なお、正確な体重制限はまだ区切っていない巌流島だが、今回の中量級トーナメントは、70キロ以下で行われる。

<J.Z.カルバンのコメント>

「私は、再び日本で試合が出来る事を大変嬉しく思っています。この国には、19回も訪れているので自分にとって特別な気持ちになる場所なんだ。私は日本のファンの人たちに、自分の中のファイトスピリットを感じるような素晴らしい試合を見せる事を楽しみにしています。今までの自分のファイター人生の中で、一番大きい成功をしたのが日本なので、私はこのトーナメントで優勝する自信がたっぷりあります。日本のファンの人たちと近々会えるのを楽しみにしています」

<渡辺一久のコメント>

「日本人代表としてリングに立ちます。前回1回目出た時は打撃を見せられなかったので、今度は打撃で倒すところを見せますので、期待してください。J.Z.カルバンとやって勝てば認められると思いますので、どっかで当たることを祈ってます」

【トーナメント出場選手PROFILE】

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渡辺一久/Kazuhisa Watanabe
●生年月日 1983年5月18日
●出身地 日本
●身長/体重 167cm 65kg
●所属 フリー
●バックボーン ボクシング
●主な戦績  18戦15勝3敗8KO(ボクシング)
       5戦1勝4敗(K-1)
       1戦1敗(MMA)
●主な獲得タイトル 元日本フェザー級王者(ボクシング)
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J.Z.カルバン/J.Z.Calvan
●生年月日 1983年7月6日
●出身地 ブラジル
●身長/体重 173cm 70kg
●所属 ブラックジリアンズ
●バックボーン ルタ・リブレ
●主な戦績  29戦18勝8敗(MMA)
●主な獲得タイトル HEROSミドル級王者(2006&2007)
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ビターリ・クラット/Vitali Krat
●出身地 ロシア
●身長/体重 175cm 70kg
●所属 チーム・グラディエーター
●バックボーン サンボ
●主な戦績  8戦7勝1敗(MMA)
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ソン・ヤードン/Yadng Song
●出身地 中国
●年齢 19歳
●身長/体重 173cm 65kg
●バックボーン 少林拳
●主な戦績  11戦10勝1敗4KO
●主な獲得タイトル 全国柔猴吼柔術選手権大会優勝
          河北省散打選手権大会優勝
          全国ムエタイ選手権大会第三位
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チョン・チャンヒョン/Chang-hyun Jung
●生年月日 1987年12月1日
●出身地 韓国
●身長/体重 170cm 70.4kg
●所属 Team maskman
●バックボーン テコンドー
●主な戦績  8戦5勝3敗(MMA)
●主な獲得タイトル K-1 network南伐2009 8強トーナメント準優勝 
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TOSHI
●年齢 32歳
●出身地 日本
●身長/体重 175cm 74kg
●所属 マッハ道場
●バックボーン 総合格闘技
【スーパーファイト決定カード!】

田村潔司VSムラッド・ボウジディ
(UWF/日本)(ムエタイ/チュニジア)

ブライアン・ドゥウェスVSマイティ・モー
(キックボクシング/オランダ)(K-1/USA)

海鵬VSジミー・アンブリッツ
(大相撲/日本) (MMA/USA)

ミノワマンVSラディック・ヘイクル
(プロレス/日本)(ムサド/チェコ)

そして、スーパーファイトでは、4試合を発表。まずは今回も大相撲から元力士が参戦。今回は元小結の海鵬の出場が発表された。海鵬は引退し親方になりながら、八百長問題で角界を追放された力士だが「彼はシロじゃないか」と同情もあった人。そのため、聖地・両国国技館で『巌流島』という新しいジャンルに挑戦する姿は、相撲界からも注目される。その対戦相手は、そのキャラぶりが日本でも人気を集めるジミー・アンブリッツに決定した。力士をも上回る140キロの巨漢のアンブリッツに対して、海鵬は押し勝てるのか?

続いて、前回の巌流島でトーナメント本命視されながら、1回戦で敗れてしまったミノワマンが連続参戦。相手はチェコで警察官の逮捕術として存在している「ムサド」という格闘技の達人、ラディック・ヘイクルに決まった。ヘイクルは190センチ、110キロの巨漢。ベースは柔道で武道の国・日本に来日し、今は日本人の奥さんと結婚し、6年も日本に在住するという異色の経歴の持ち主。モンスター退治のミノワマンに、巌流島ならではの強豪が現れた。

また、前回のトーナメントで優勝したオランダのブライアン・ドゥウェスには、K-1で活躍したマイティ・モーとの好カードが決定。打撃ファイターで組み技も強いマイティ・モーは、巌流島には向いてそうな選手。若手のブライアンとの対決は、世界でも注目される。

<マイティ・モーのコメント>

「まずは私に再び日本で闘わせていただける機会を与えて頂いた、巌流島の関係者の皆様に、心から感謝とお礼を申し上げます。日本で闘うことは、自分にとって大変特別な気持になります。なぜなら日本で生まれたK-1からマイティ・モーが発掘されたからです。人生の中では全ての人々が皆、多くの苦労をしながら進むことがあります。私は今、過去の多くの苦労を乗り越えて精神的にも集中できるようになり、今は過去の自分の中でもっとも、人としてもアスリートとしても強くなったことを日本と世界のファンの人々に見せる事をゴールにしています。時が真実を語ってくれます。 神に感謝を。最後に日本のファンの皆に、マイティー・モーが仕返しするために戻ってくるぞー!!」

そして、nico生の視聴者や会場のファンを驚かせたのは、田村潔司のサプライズ参戦の発表。桜庭和志との大晦日対決から、6年7カ月ぶりの復帰のリングとなる田村のリングは、なんと巌流島だった。そのサプライズに、両国大会の期待が俄然高まる。しかも、対戦相手はピーター・アーツのスパーリング・パートナーで、ゴルドーのカマクラ・ジムに所属するムラッド・ボウジディに決定。GLORYなどで活躍するボウジディは、最近ではアーツに勝つほどの実力をつけているキックボクシングのトップファイターの一人。復帰戦の田村にとっては、危険すぎる相手だ。田村はもともと試合で何かのメッセージを伝えるタイプ。今回の巌流島を通して、何を伝えるのか?

会見上ではやはり存在感を見せつけた田村。年齢的にもなかなか見られない田村の勇姿に、是非期待したい!

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<田村潔司のコメント>

「なぜここの場所を選んだのか、自分でもよく分からないですけど、一回巌流島という大会は回数やってないですし、僕も初めての経験なんですが、一点だけ言うと日本発信の格闘技だと思って、出場するからには盛り上げたい。今、オープンフィンガー、世界標準になっているけど、その闘い方は僕にとって昔からですけど疑問に思っていて、これはこれで僕のテーマとして、このリングというかこの場で経験した上でいろんな表現をしたいなと思います。とりあえず7月18日に両国で出場決意しましたので、試合もそうですけど、闘いに対しての闘いもあるので、闘い方のシミュレーションを360度考えないといけないので、それも楽しみにしていただきたいと思います」

【スーパーファイト出場選手PROFILE】

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田村潔司/Kiyoshi Tamura
●生年月日 1969年12月17日
●出身地 日本
●身長/体重 180cm 84kg
●所属 U-FILE CAMP
●バックボーン UWF
●主な戦績  48戦33勝13敗2分
●主な獲得タイトル 元リングス無差別級王者
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ムラッド・ボウジディ/Mourad Bouzidi
●生年月日 1984年11月23日
●出身地 チュニジア
●身長/体重 187cm 90kg
●所属 チーム・アーツ
●バックボーン ムエタイ
●主な戦績  82戦65勝15敗2分32KO
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ブライアン・ドゥウェス/Braian Douwes
●生年月日 1987年11月21日
●出身地 オランダ
●身長/体重 188cm 103kg
●所属 The Colosseum/Topteam Beverwijk
●バックボーン キックボクシング
●主な戦績   61戦41勝18敗2分23KO
     ●主な獲得タイトル WFCAヨーロッパK1スーパーヘビーウェイトチャンピオン+95kg(2014)
チャレンジャートーナメントチャンピオン(2009)
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マイティー・モー/Mighty Mo
●生年月日 1970年10月8日
●出身地 USA
●身長/体重 185cm 119kg
●所属 エリートMMAアカデミー
●バックボーン K-1
●主な戦績  48戦35勝19敗26KO
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ミノワマン/Minowaman
●生年月日 1976年1月12日
●出身地 日本
●身長/体重 175cm 88kg
●所属 フリー
●バックボーン プロレス
●主な戦績   105戦59勝38敗8分(MMA)
        1戦1分(グラップリング)
●主な獲得タイトル 第5回ネオブラッド・トーナメント優勝(1999/ パンクラス)
初代BSFミドル級王者(2003)
DREAMスーパーハルクトーナメント〜世界超人選手権〜優勝(2009)
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ラディック・ヘイクル/Radek Hecl
●生年月日 1985年4月17日
●出身地 チェコ
●身長/体重 190cm 110kg
●バックボーン ムサド/柔道
●主な獲得タイトル 元全チェコ柔道選手権優勝/柔道チェコ代表
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海鵬/Kaihou
●生年月日 1973年4月17日
●出身地 日本
●身長/体重 177cm 100kg
●バックボーン 相撲
●主な戦績 通算:572勝637敗36休(88場所)
      幕内:326勝377敗32休(49場所)
●主な獲得タイトル 最高位 西小結
          幕下優勝1回
          技能賞2回
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ジミー・アンブリッツ/Jimmy Ambriz
●生年月日 1977年3月20日
●出身地 USA
●身長/体重 186cm 139kg
●バックボーン MMA
●主な戦績 36戦17勝18敗1分
●主な獲得タイトル 元KOTC世界ヘビー級王者
【道場マッチより、参戦決定選手!】

TOSHI(マッハ道場)
岡倫之(ブシロードクラブ)
中島大志(フリー)
小島勝志(BLUE DOG GYM)

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道場マッチ終了後の記者会見に登壇した左から岡、小島、中島

そして、道場マッチ出場選手の中から4名の選手の出場が発表された。前回大会のMVP相撲の中島大志、今回の道場マッチで体重差30キロもありながらKO勝ちした小島勝志、トーナメントの出場候補に選ばれたマッハ道場のTOSHI。そして、今回の道場マッチで桁外れの実力を発揮したブシロード・クラブの岡倫之。特にオタクでレスリング日本一の岡は注目される。

ずらり、豪華カードが並んだ巌流島7・18両国大会。さらに数試合のスーパーファイトを予定しているが、乞うご期待!