文◎谷川貞治(巌流島・事務局/広報部長)
いよいよ5月16日(土)、17:30からこの『巌流島チャンネル』で『ザ・道場マッチ!』と題した他流試合がライブ配信されます。
“ニコ生“と言えば、僕がK-1プロデューサーを務めていた時代の最後の方に登場し、僕もK-1 MAXで実験的に生配信したことがあります。ちょうど、You TubeやYou Streamが出てきた時期ですね。その中でも、ライブ配信中に視聴者の書き込んだ投稿が、画面いっぱいに出るニコ生のシステムを見て、「これはとんでもないものが出てきたな」と思ったりしました。ネット時代は映像とインタラクティブ(双方向)が大きな目玉になるとは分かっていたのですが、それをリアルに体現して見せてくれたのが、niconico動画でした。
それが、あれよあれよという間に、会員数がなんと4,500万人! 日本の人口の半分近くに達しているじゃないですか。先日、「超会議」というイベントも初めて見に行ったのですが、僕の年代ではとても馴染めない異次元空間を体験して、ますますそのパワーを思い知らされました。ある種の敗北感ですね。平均年齢も十代後半なんじゃないですかね? 今、ハタチの人でも、生まれてきた時からK-1があった時代。さぁ、そんな若い子たちに、何を見せればいいのか?
まぁ、それはおいおい皆さんのご意見を聞くとして、僕のイメージは派手な格闘技イベントを見せるのではなく、普段見られないような、誰も見たことがないような格闘技の風景を、本当はマニアックに見せていきたいと考えています。
たとえば………それこそ、戦前の武術や剣術の道場は、なかなか中を見学できるものではなく、その技は門外不出のイメージがありました。道場というのは、閉鎖的な空間であり、シークレットな場であったのです。道場に習いにきた人だけが、ワザを盗める特権的な場でもありました。そこで道場の中から聞こえる「やぁー」という掛け声を耳にし、子供たちは道場の武者窓から「どんなことをしているんだろう」とそ〜と中を覗き込んだりしていました。それが昔の「道場」のイメージです。
※道場マッチはこんなふうなのをイメージしています。
http://youtu.be/p5zKLE66Y2k
http://youtu.be/4wOLxLB4HQI
ニコ生で僕がやりたいのは、そういう「そ〜と中をのぞき込む」ような、格闘技の風景です。そこで、まず思い浮かんだのが、道場マッチなのです。道場マッチと言っても、一番やりたいのは「道場破り」のような試合を見せることですね。覚えている方も多いと思いますが、「400戦無敗」のヒクソン・グレイシーが出てきた頃、プロレスラーの安生洋二がロスのヒクソンの道場に、道場破りに行ってボコボコにされて帰ってきたことがありましたよね。ああいうのを、僕はニコ生で見せたい。
だから、ニコ生の試合には、観客もいらないと思うし、開会式や入場、選手コールなどの演出はいりません。あくまでも、道場で行われる他流試合をそ〜と見せたいんです。立会人はニコ生の視聴者。他流試合は本来、ルールなしで行われるものですが、そういうわけにもいかないので、ルールは設定します。それが『巌流島』の公式イベントのルールに繋がればいいかと思います。ですから、ルールも視聴者の皆で決めれれば、と思っています。
でも、『巌流島』の公式イベントとも違う実験試合も、本当はやってみたいんですよねぇ。たとえば、素手の試合とか、金的攻撃ありとか、2対1の試合とか。場所も道場内だけでなく、路上とか、喫茶店の中とか、いろんなシチュエーションの中で、「実戦とは何か?」「武術とは何か?」を探求していきたい。
そういう地上波のテレビでやれないことをやるのが、ニコ生っぽいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか? 昭和っぽい、エッセンスですが、意外と若い人にもウケるんじゃないかという気がします。 「何が起こるか分からない!」そんなチャンネルにしてみたいですね。
皆さん、ご期待ください!
また、『道場マッチ!』以外にも、いろんな選手、関係者のブログや選手発掘、育成企画なども企画していきますので、お楽しみに!!
いよいよ5月16日(土)、17:30からこの『巌流島チャンネル』で『ザ・道場マッチ!』と題した他流試合がライブ配信されます。
“ニコ生“と言えば、僕がK-1プロデューサーを務めていた時代の最後の方に登場し、僕もK-1 MAXで実験的に生配信したことがあります。ちょうど、You TubeやYou Streamが出てきた時期ですね。その中でも、ライブ配信中に視聴者の書き込んだ投稿が、画面いっぱいに出るニコ生のシステムを見て、「これはとんでもないものが出てきたな」と思ったりしました。ネット時代は映像とインタラクティブ(双方向)が大きな目玉になるとは分かっていたのですが、それをリアルに体現して見せてくれたのが、niconico動画でした。
それが、あれよあれよという間に、会員数がなんと4,500万人! 日本の人口の半分近くに達しているじゃないですか。先日、「超会議」というイベントも初めて見に行ったのですが、僕の年代ではとても馴染めない異次元空間を体験して、ますますそのパワーを思い知らされました。ある種の敗北感ですね。平均年齢も十代後半なんじゃないですかね? 今、ハタチの人でも、生まれてきた時からK-1があった時代。さぁ、そんな若い子たちに、何を見せればいいのか?
まぁ、それはおいおい皆さんのご意見を聞くとして、僕のイメージは派手な格闘技イベントを見せるのではなく、普段見られないような、誰も見たことがないような格闘技の風景を、本当はマニアックに見せていきたいと考えています。
たとえば………それこそ、戦前の武術や剣術の道場は、なかなか中を見学できるものではなく、その技は門外不出のイメージがありました。道場というのは、閉鎖的な空間であり、シークレットな場であったのです。道場に習いにきた人だけが、ワザを盗める特権的な場でもありました。そこで道場の中から聞こえる「やぁー」という掛け声を耳にし、子供たちは道場の武者窓から「どんなことをしているんだろう」とそ〜と中を覗き込んだりしていました。それが昔の「道場」のイメージです。
※道場マッチはこんなふうなのをイメージしています。
http://youtu.be/p5zKLE66Y2k
http://youtu.be/4wOLxLB4HQI
ニコ生で僕がやりたいのは、そういう「そ〜と中をのぞき込む」ような、格闘技の風景です。そこで、まず思い浮かんだのが、道場マッチなのです。道場マッチと言っても、一番やりたいのは「道場破り」のような試合を見せることですね。覚えている方も多いと思いますが、「400戦無敗」のヒクソン・グレイシーが出てきた頃、プロレスラーの安生洋二がロスのヒクソンの道場に、道場破りに行ってボコボコにされて帰ってきたことがありましたよね。ああいうのを、僕はニコ生で見せたい。
だから、ニコ生の試合には、観客もいらないと思うし、開会式や入場、選手コールなどの演出はいりません。あくまでも、道場で行われる他流試合をそ〜と見せたいんです。立会人はニコ生の視聴者。他流試合は本来、ルールなしで行われるものですが、そういうわけにもいかないので、ルールは設定します。それが『巌流島』の公式イベントのルールに繋がればいいかと思います。ですから、ルールも視聴者の皆で決めれれば、と思っています。
でも、『巌流島』の公式イベントとも違う実験試合も、本当はやってみたいんですよねぇ。たとえば、素手の試合とか、金的攻撃ありとか、2対1の試合とか。場所も道場内だけでなく、路上とか、喫茶店の中とか、いろんなシチュエーションの中で、「実戦とは何か?」「武術とは何か?」を探求していきたい。
そういう地上波のテレビでやれないことをやるのが、ニコ生っぽいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか? 昭和っぽい、エッセンスですが、意外と若い人にもウケるんじゃないかという気がします。 「何が起こるか分からない!」そんなチャンネルにしてみたいですね。
皆さん、ご期待ください!
また、『道場マッチ!』以外にも、いろんな選手、関係者のブログや選手発掘、育成企画なども企画していきますので、お楽しみに!!
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