不動産投資コラム

【マンション経営コラム|第226回 新着 最新のリーテック市場 OYO編

2020/01/26 21:05 投稿

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※リーテックとはReal Estate Technologyの略で、直訳すると「不動産テクノロジー」です。 不動産事業にIT技術を活用することを意味しています。

今週からはソフトバンクビジョンファンドが出資するインドのメガベンチャーOYO社について書かせていただきます。OYO社はシリコンバレーのボスと言われるピーターティール主催のアクセレータープログラム出身でインド人のリテシュアガルワル氏が創業した会社です。創業時はまだ20歳前後だったのですがたった数年でインドで第一位のホテルチェーンになりました。今は中国、日本にも進出し圧倒的スピードで世界有数のホテル会社となりました。

OYO世界大手のホテルセラーと手を組む】

ホテル・不動産ユニコーンの OYO Hotels & Homesと世界大手ホテルセラーのHotelbeds(ホテルベッズ)は、戦略的パートナーシップを締結したことを発表したそうです。

Hotelbedsは、スペインに本社を置く世界大手のホテルセラーで、全世界6万社を超える旅行会社が利用する旅行会社専用のブッキングエンジン「bedsonline」などを展開している。この提携によりOYO HotelsHomesは、ホールセールチャンネルの「Hotelbeds」と、旅行会社専用のブッキングエンジンの「Bedsonline」の両方を経由して、ホテル客室の販売を行うことができるようになる。Hotelbeds グローバルチェーン責任者によると、「今回の提携で、旅行会社やツアーオペレーターなど当社のプラットフォームを利用する6万社以上の顧客がOYOを利用可能となる。現在515,000室の客室を提供しているが、年末までには最大100万室まで増える見込みだ」とのこと。OYO Hotels & Homesのチーフストラテジーオフィサーは、「HotelbedsB2B向けホテル販売チャネルは、新しい顧客セグメントや地域へのアプローチを可能にする」と述べたそうです。 インドや中国などを中心に1万 8,000 以上のホテルネットワークを擁するOYOは、ソフトバンクグループ、Sequoia IndiaLightspeed IndiaHero EnterpriseChina Lodging Group を含む主要な投資家からのバックアップを受けています。今回、Hotelbedsとの戦略的提携は、OYOにとって増加を続ける同グループのホテルに対する送客を一層強化するものであり、OYO 成長をさらに加速させるものとなりそうだ。
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OYOいよいよ日本に進出※過去の記事】

リテシュ・アガルワル最高経営責任者(CEO)は、東京都内で会見し、日本で短期型の賃貸住宅サービスを開始すると発表しました。スマートフォンだけで物件探しから予約・契約、支払いが完了できるという。オヨとヤフーの合弁会社が「オヨライフ」ブランドで、東京都内の約1000室で開始するそうです。敷金、礼金、仲介手数料は無料で、全ての部屋に基本的な家具や家電、Wi-Fiが備えられている。マンションタイプの家賃は月10万円から、一軒家タイプは30万円から。1カ月以上滞在すれば、いつでもスマホを使って解約が可能。提携企業を通じて家事代行やカーシェアリングなどのサブスクリプション(定額制)サービスも提供するとのこと。物件を順次増やすほか、東京だけでなく、全国的ににサービスを広げていく。リテシュ氏は「オヨライフは日本でスタートし、今後は世界各国でも展開する。また、将来的には日本でホテル事業にも取り組みたい」と語ったとのこと。

【今週の筆者まとめ】

今週からはOYO社についての記事を書かせていただきます。何を隠そう弊社の物件でもOYOLIFEと契約を結んでおり、また筆者自身もOYOLIFEが運営するグローバルインキュベータプログラムに参加をしているのでかなり縁が深い会社になります。こうご期待ください。

 

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