【マンション経営コラム|第210回 新着 最新のリーテック市場 wework 編
※リーテックとはReal Estate Technologyの略で、直訳すると「不動産テクノロジー」です。 不動産事業にIT技術を活用することを意味しています。
今週からは以前も紹介させて頂きました世界のリーテック業界で最大の企業だと言われていたWeWork社の近況についてコラムを書かせて頂きます。少し時系列を遡ってWeWork社が上場延期になったところから始めています。
【WeWorkまさかのIPOできない?】
シェアオフィス事業を展開する米WeWorkは待望のIPOを延期しました。同社のガバナンスや企業評価額試算の大幅低下、ビジネス見通しを巡る投資家の疑念を和らげるために先送りすることとなりました。同社は早ければ今週、投資家説明会を開始する予定でした。 WeWorkは16日夜の発表文で「今後実施するIPOを楽しみにしており、年内完了を見込んでいる」と説明しました。17日午前に共同創業者であるアダム・ニューマン最高経営責任者(CEO)とミゲル・マッケルビー氏、さらにアーティー・ミンソン最高財務責任者(CFO)は従業員向けに約30分のウェブ放送を行った。ミンソンCFOはIPOを確実に「1000%正しく」実施するための延期だと述べ、ニューマンCEOは2019年中の株式公開計画をあらためて表明したと、放送を聞いた関係者1人は明らかにしました。※後日完全に延期に
IPOはWeWorkの急成長の次のステップとなり、ソフトバンクグループによる世界のスタートアップ企業への多額の投資計画に多大な利益をもたらすと期待されてました。今回の延期により、アドバイザーはIPOへの関心を高める時間が増え、さらに1四半期分の決算を投資家に示すことができそうだ。ただ、WeWorkは30億ドル超の調達を見込むIPOの機会だけでなく、IPOの成功を条件とした60億ドルの与信枠も逃すことになるとの懸念から、社債価格は17日に過去最大の下げを記録したようです。
【アダムニューマンCEOが退任に】
WeWorkの共同創業者、アダム・ニューマンCEOは24日、CEO職からの退任に合意しました。WeWorkは当初、9月中のIPOを目指していましたが、赤字が続く事業やガバナンスに関し、新株購入を検討していた機関投資家から疑問の声が相次ぎ、前週にIPOを延期、関係者筋によると、その際外部の筆頭株主であるソフトバンクがニューマン氏の辞任を求めていたそうです。
ソフトバンクグループは、今年1月に出資した際、企業価値を約5兆円と発表していましたが、現在では1兆円程度とも言われております。
アダムニューマン氏は声明で「ここ数週間で私に向けられた詮索が大きな障害となっており、CEOからの退任が会社にとって最大の利益につながる」と説明しました。
アダムニューマン氏の後任には、アーティー・ミンソン最高財務責任者(CFO)とセバスチャン・ガニングハム副会長が共同CEOに就く。
【何が問題だったのか?】
まず問題の一つが2019年1月にはウォール・ストリート・ジャーナルが、ニューマンCEOが自ら保有するビルをWeWorkにリースして数百万ドルの利益をあげていたとのことです。さらにはいくつかの銀行との財務上のつながり、家族を通じたつながりなどが明らかになりました。ほかにも、ニューマンCEOを含むWeWorkの経営陣数人が、会社から数百万ドル単位の借り入れを行っていたこと(返済済み)や、UBSやJPモルガン・チェース、クレディスイスの3銀行がニューマンCEO個人に対し、WeWork株式を担保に最大50億ドルのクレジットライン(信用供与枠)設定していることが明らかにされたています。
【今週の筆者まとめ】
今回の件で改めてガバナンスの大切さというのが分かりました。私は個人的にWeWorkというより孫さんが好きなので是非再建してほしいですね。
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