ルーカスフィルムは、『Episode IX』(仮題)とその次の新3部作に集中するため、『スター・ウォーズ』のスピンオフ映画を一旦保留にすると『Collider』が報じている。つまり、進行中だったオビ=ワン・ケノービのスピンオフ映画の中断を意味することになる。ハン・ソロの全米公開前に噂が飛び交っていたボバ・フェットのスピンオフ映画の運命は定かではない。


スピンオフ映画の製作のペースが落ちたのは、予想を下回るハン・ソロの興行収入も原因の1つとみられている。ハン・ソロは、公開最初の週末は8,440万ドル(約93億円)を記録。そして公開から第4週間の興行収入は、世界中で3億3,950万ドル(約370億円)を記録した。だが、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が同期間で達成した興行収入には遠く及ばなかった。

もちろん、公平に見ると、ハン・ソロは、忙しい夏の時期に公開されており、一方、最近の『スター・ウォーズ』の3作品は年末のホリデーシーズンに公開されている。

それでも、単体のスピンオフ映画は今のところ2作品しかないが、どちらも困難に見舞われている。ローグ・ワンでは、トニー・ギルロイが、ギャレス・エドワーズから監督役を基本的に引き継いで広範囲にわたる撮り直しが行われたという。そしてハン・ソロでは、撮影の真最中に、フィル・ロードとクリス・ミラーが解雇され、ロン・ハワードに監督交代となっている。

ハン・ソロの結果により、ルーカスフィルムは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督と、『ゲーム・オブ・スローンズ』の総指揮を執ったデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスを中心に、新3部作に集中して取り組むようだ。

■参照リンク
http://www.moviefone.com/

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RSS情報:https://news.aol.jp/2018/06/21/star-wars-spinoffs-standalone-on-hold/