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「カリスマは、ファンやサポーターがいてこそ成立する」
カリスマ論
岡田斗司夫のニコ生では言えない話
岡田斗司夫の解決!ズバっと 2016/02/05
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「カリスマは、ファンやサポーターがいてこそ成立する」
「ビジネス」という言葉には、売り手が提供するサービスやモノを、お客さんが対価を払って受け取るというイメージがあります。
でも、カリスマビジネスは、そういう一方通行の関係ではありません。
カリスマを支えている人は、お客さんというより、ファンという方がしっくり来ます。
カリスマは、ファンという土壌があってこそ成立する存在だからです。
カリスマを支えている人は、お客さんというより、ファンという方がしっくり来ます。
カリスマは、ファンという土壌があってこそ成立する存在だからです。
カリスマは自分がやりたいことをやるだけでなく、ファンの願望を上手に聞き出し、一緒に実現しようとします。
ホリエモンは、サロンのメンバーが提案したビジネスプランを見て、面白そうだったら自ら参加します。
ホームレス小谷なんて、お客さんが「やってくれ」と50円払って依頼したことをやるわけですし。
ジョーも、旅人酒場に集まって来た人間が「今度、これをやろうよ!」と盛り上がったことを実行します。
盛り上がらなかった思いつきは、却下されます。
みんなが盛り上がらなければ、今はまだ早いんだなとか、このやり方はみんなに喜ばれないな、と考えて保留にするんですね。
盛り上がらなかった思いつきは、却下されます。
みんなが盛り上がらなければ、今はまだ早いんだなとか、このやり方はみんなに喜ばれないな、と考えて保留にするんですね。
もちろん、カリスマ自身が「これをやることがオレの使命だ!」という意志を持っていることも多いですが、みんなが賛同することで初めて「集団の意志」になっていくんです。
誰かのちょっとした思いつきが、みんなの賛同を得て具体的に動き出したら、応援する人たち自身が物語を紡いでいくことになります。
小さなカリスマが、東京から大阪に移動したいと思ったとしましょう。
彼は、「東京から大阪まで、車に乗せてくれる人募集!」と呼びかけることができます。
運がよければ、彼の人当たりの良さとか、頼りなさとかによって、応援してあげたいという奇特な人が現れることだってありえます。
運がよければ、彼の人当たりの良さとか、頼りなさとかによって、応援してあげたいという奇特な人が現れることだってありえます。
でも、小さなカリスマ自身が移動手段を決めることはできません。
バイクなのか、四輪駆動なのか、もしくは軽ワゴンなのか。
車とは言ったものの、ひょっとしたら馬になるかもしれません。
バイクなのか、四輪駆動なのか、もしくは軽ワゴンなのか。
車とは言ったものの、ひょっとしたら馬になるかもしれません。
それは、支援を申し出た人が、どんな車に乗っていたかによって決まること。
「東京から大阪まで、人を移動させる」というのは、小さなカリスマが言い出したことですが、その後の物語を作るのは応援する人です。
バイクの後ろに乗せてもらうか、ワゴンに乗せてもらうかで、道中の物語もまったく違うものになっていきます。
「東京から大阪まで、人を移動させる」というのは、小さなカリスマが言い出したことですが、その後の物語を作るのは応援する人です。
バイクの後ろに乗せてもらうか、ワゴンに乗せてもらうかで、道中の物語もまったく違うものになっていきます。
カリスマを応援する醍醐味とは、自分も物語作りに参加するということなんですね。
▼ドナーやサポーターとしてカリスマに関わる
次は、カリスマビジネスを支援者の側から見てみましょう。
カリスマを応援するパターンは、大きく分けて3つあります。
「ドナー」、「サポーター」、そして聞き慣れない言葉だと思いますが「セカンドクリエイター」です。
「ドナー」、「サポーター」、そして聞き慣れない言葉だと思いますが「セカンドクリエイター」です。
ドナーというと、日本では臓器提供者のイメージが強いですが、資金提供者とか篤とく志し家かといった意味があります。
要するに、金銭やモノを提供して、カリスマを応援する人たちということですね。
要するに、金銭やモノを提供して、カリスマを応援する人たちということですね。
ミュージシャンのライブに行ってグッズを買う人だって、そのミュージシャンを支えたいと思っているのであれば、ドナーということになります。
もっとベタなところでいえば、売れない芸人に米や野菜をあげたり、メシを奢ってあげたりする人も、やはりドナーでしょう。
ネットが進歩したことで、ドナーになる手段も多様になってきました。
もっとベタなところでいえば、売れない芸人に米や野菜をあげたり、メシを奢ってあげたりする人も、やはりドナーでしょう。
ネットが進歩したことで、ドナーになる手段も多様になってきました。
第2章で紹介したクラウドファンディングがそうですし、 LINEスタンプのようにちょっとしたデジタルコンテンツを買ってあげることもできます。
面白いところでは、自分の欲しいモノをネット上に公開して寄付を募るという手もあります。
例えば、Amazonでは自分のウィッシュリストを公開し、それを見た人がギフトとしてリストの主に送れる機能が備わっています。
支援を受け取る側にしてみれば、不要なモノばかりもらうことを防げるので合理的ですね。
例えば、Amazonでは自分のウィッシュリストを公開し、それを見た人がギフトとしてリストの主に送れる機能が備わっています。
支援を受け取る側にしてみれば、不要なモノばかりもらうことを防げるので合理的ですね。
サイト上のボタンをクリックして金銭やモノを気軽に送るドナーは、カリスマを応援するパターンとしては最も手軽といえます。
2つ目のサポーターは、金銭は出さないけど、労働力を提供するというパターン。
イベント会場の設営や運営を手伝うなど、スタッフとして支援することを指します。
カリスマのためにボランティア作業をするということですね。
カリスマのためにボランティア作業をするということですね。
カリスマ論
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