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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「オリンピックはいつからダサくなった?」

2015/12/04 06:00 投稿

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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/12/01
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

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「オリンピックはいつからダサくなった?」
たけちゃんさん/ 34歳/独身の会社員

 正直、2020年に東京でオリンピックをやることが「ダサい」と感じいています。
 想像ですが1964年の東京五輪の際は多くの人が「カッコ良い!」とか、「イケてる!」と思っていたと思います。
 何故、ダサく感じるのでしょうか?

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 僕にしてみれば、運動会で騒ぐ事自体がダサい。
 
 例えば岸和田だと、だんじり祭りをやっている。
 地域の人や近所の兄ちゃんが法被を着て、だんじり祭りをやってるところを見て、周りで盛り上がる。
 これなら分かる。
 
 でも、それまで会った事もないような人達のスポーツを見て、「何が面白いの?」と思う。
 よく分からないね。


■1964年の日本は一流国になりたい思いでいっぱいだった
 
 ただ、1964年の東京五輪を見た人間として言えることがある。
 あの時代の日本は一流国になりたかった。
 背伸びして、精一杯のウソをつきたかったんだ。

 ウチの近所の大阪でも、オリンピックの時に「大阪中の公衆電話を金色に塗る」という計画があったんだ(笑)
 結局やらなかったけど、いくつかの公衆電話は本当に金に塗っていた。
 それが僕の高校時代にまだあって、「オリンピックの時に金に塗ってんや」と思った。

 そのあと大阪万博の時にも、公衆電話を金に塗るという話があって、「なんで大阪人はすぐに公衆電話を金色に塗りたがるんだ?」と思った(笑)

 でも今は、その時代とは違う。
 日本は一度、一流国の仲間入りをしたから、次は「日本の技術力を見せたい」「日本が経済的に復興してる所を見せたい」というモノになってる。

 1964年は「背伸びして普通である事を見せたい」だから、伸び代があった。
 でも2020年は「落ちぶれてない所を見せたい」だから、ちょっとしんどいと思います。

【まとめ】
 1964年の東京五輪は、「一流国の仲間入りをしたい」という思いがありました。
 でも2020年は「落ちぶれていないことを見せたい」だけなので、しんどいと思います。
 

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