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メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「自己啓発本の評価」
大学留年中さん/23歳/地方公務員/必ず解決!ズバっと
そこで、同じような自己啓発本の代表的存在である『7つの習慣』が気にかかりました。
社会的な成功を中心に据えた『思考は現実化する』等と比べ、「成功」の定義をもっと広く捉えていわゆる「人格者」になることを目指す方向の自己啓発が『7つの習慣』のようです。
ちなみに、僕は『7つの習慣』が自己啓発本の中でも比較的好きです。
が、少し宗教臭いのが気になるクチです。
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面白いとは思うんですけど、ウケないんですね。売れてるんですけど”勝つ方法”を書いてない。
だから自己啓発系の本は、目次を読むだけである程度、「役に立つのか、ダメなのか」がわかる。
自己啓発本は、”役に立つ本”と”役に立たない本”があって、分類できると思うんですよ。
役に立つ悪い本もあれば、良いけど役に立たない本もあるんですね。
明らかに嘘八百とは言わないけれど、「こうすれば成功する! (そんなもんできたら苦労しないよ!)」みたいな景気のいいこと書かれているものは、実に粗悪な本なんですよね。
ところが、そういう本を読むと元気が出ちゃうんですよ、だから”役に立つ”。
「今働いている仕事に対してもっとやる気が持てる」とか「現在求職中という悩みに対して前向きになれる」という効果が大事なのです。
だから、原材料については、実はあまり関係ないんですね。
まあ、役に立つだけなら「奥さんの励まし」でも同じかもしれないし、同僚のバカにした一言で心が点火するって場合もあるじゃないですか。
「役に立つ、立たない」って、ある種、偶然性のものでもあるんです。
でも、本の良い悪いの場合は、明らかに「それが実行可能かどうか」が大事です。
現実可能な本は“良い”。実行不可能、偶然性に頼るものは”悪い”と僕は考えてるんですよ。
『7つの習慣』は現実可能なもので作ってるから良いんですね。
つまり、相対的に成功する確率が増えるという意味で良いんです。
「役に立つのか?」というと、劇的には役に立たないんだけど、じんわり役に立つので、『7つの習慣』は「少し役に立つ良い本」のポジションなんですね。
良いのに役に立つ本はわりと珍しいです。
ただしあんまり元気が出ないし、あと劇的な効果も表れないので、それなりの本ではないかと思いました。
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