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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/04/03
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
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「3ヶ月経ってもまだ苦しい」
中島さん/26歳/独身の会社員/ブロマガ会員

 まだ死にたいです……。
 以前、「失恋が原因で自殺を考えている」と岡田さんに相談させていただき、8月27日のブロマガにて回答をいただきました。
 「まだ苦しみ足りないんだと思います。あと3ヵ月ほど苦しんで、それでもまだ死にたいようなら、また質問してください」とのご回答を受け、また相談させていただきます。
 死にたいという気持ちに変化はありません。仕事は辞め、親族の意向で実家に連れ戻されてしまいましたが、今でも彼女を失った苦しみに苛まれています。
 もう立ち直ることはできないのでしょうか?

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 立ち直ることはできないと思います。
 これは”富野由悠季”的に考えるしかないんじゃないですか?
 「絶対に失ってはいけないものを失った時に、人はやっと大人になるための歩みを始めることが出来る」というのが富野由悠季的な考え方なんですけどね。


■仏門に入ることをオススメします

 失恋が苦しいのは苦しいんですけども。だからといって、どうなるものでもない。
 苦しみはもうなくならないと思うので、僕は仏門に入ることを正直オススメします。

 そんなに苦しいんだったら、「自殺する」という選択肢もあるんでしょう。
 でも俗欲や煩悩を断つために仏門に入る、または宗教を始めてみましょう。

 そこで何をするのか?
 あなたほど苦しんだ人はいないんだから、他の人の苦しみが分かるはずだし、他の人の苦しみを救えると思うんですね。


■失恋の苦しみも人類の財産

 申し訳ないですけども、マクロ的に言わせていただくと、あなたの苦しみは他の人の財産であり、社会の資産だと思います。
 あなた1人で抱えていたら、"自分を苦しめる苦しみ"にしかならない。
 だけど、その苦しみを体験してなお生きてるあなたは、"社会にとっての資産"だと思います。

 だから、仏門に入るなりして、同様の苦しみであなたほど苦しんでいない人を助けてみてはいかがでしょうか?

 僕が言えるのは、「自殺する」という選択肢に対して、「仏門に入って人助けを考えろよ」ってことです。
 男なんですから、その苦しみをベースに人助けすることを考えてもいいのではないでしょうか?


【まとめ】
 立ち直ることはできないと思います。
 自殺という選択肢を前にしたあなたに対して、岡田斗司夫が言えるのは、「仏門に入って人助けをしてみてはどうか?」ということです。
 マクロ的に言えば、あなたの苦しみは社会の資産です。その資産を使って、同様に苦しんでいる人を助けてみてはいかがでしょうか?