岡田斗司夫のニコ生では言えない話

　岡田斗司夫の解決！ズバっと　2014/10/28

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おはよう！　岡田斗司夫です。

メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。

かたっぱしから答えてみましょう。

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よこさん／42歳／自営業／クラウド市民
「DAICONⅢアニメの収録がなくなった」
【質問】
“アオイホノオが大好きで、DVD-BOXを予約して発売を心待ちにしていました。
　ところが、「諸般の事情」により当初収録が予定されていた、DAICONⅢオープニングアニメの収録がなくなってしまいました。「諸般の事情」というのはどういうものなのでしょうか？”

【回答】
　これ聞かれて、俺も「あ！」て思ったんだ。
　DAICON Ⅲのオープニングアニメは、『アオイホノオ』本編の中では一部しか紹介されてないんだよね。やっぱり3分間全部見せたいわけじゃない？　で、監督もプロ デューサーも、「ぜひともDVDボックスにはDAICON Ⅲのオープニングアニメの全部を入れたい」と言ってたんだ。

　ガイナックスの方は、昔の作品でもあるし、版権の問題っていうのがすごい微妙な作品でもあるし、「どうしようか」と言ってたんだ。で、　”島本和彦欠席 裁判”っていうタイトルで、吉祥寺の中華料理屋の聘珍樓っていうところで座談会やったんだ。そこで山賀君が、武田さんに「武田さん、もういいじゃないです か。あれは、もう文化遺産ですよ」と。「庵野秀明や赤井孝美があの時代精一杯描いたということだけで意味があります。だから公開で良いじゃないですか」っ て言ったんですよね。

　『アオイホノオ』のドラマ内では山賀君は虎視眈々と上を狙う野望的な何も出来ない男。そして武田さんは彼らに対して「アニメを作れ」って、言う上役だっ たんだけど、現実の今やそれが逆転している。やはり人間の「上に昇ろう！」という意思はすごい。もう山賀君は社長になり、武田さんは統括本部長って言って るんだけども、何か山賀君と赤井君から1年中いじめられる部下みたいなポジションになっている(笑)。
　武田さんは「そうかなあ、ほんならええか」って形で、僕が見てるその場で、「じゃあ、もうDAICONⅢオープニングアニメ、載せてもエエですわ」って言ったから、「やったー！」ということになったわけよ。

　それが諸般の事情でダメになる、っていうのは、「一体誰がどういうことになったのか？」と思って、聞けるところに聞いてみたら、教えてくれたんだけど、「絶対に言うな！」といわれて(笑)。

　そういうわけで、クラウド市民のヨコさん、すいません！絶対に言えません(会場、笑い）。この件に関しては、ヒントすら出せない。わずかなヒントから、コメントで流れる人が推理して当ててしまうぐらいの恐ろしいことだから(笑)。

「ヒントだけでも」（コメント）
だから、ヒントがダメなんだよ！(笑)。

　『アオイホノオ』DVDボックスには、残念ながらDAICON Ⅲオープニングアニメは入りませんが、youtubeには、DAICON Ⅲオープニングアニメの、ボランティアの方がレストアしたすごく良い映像があり、そっちに音楽も入ってますので そっちの方を見て下さい、ということで、よろしくお願いします。

【まとめ】
すいません、絶対に言えません(笑)。