岡田斗司夫のニコ生では言えない話
岡田斗司夫の解決!ズバっと 2014/7/9
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
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キョウさん/39歳/契約社員/クラウド市民
「感情のコントロールについて」
【質問】
“自分の感情の量が多くて困っています。人やモノへ対する思い入れが深く、執着心へと発展することもしばしばです。何かに対する思い入れの温度差が他人と違いすぎて、結局自分が苦しむことになります。(反面気持ちが叶うと喜びは人の倍かと思います)
たとえば、仕事で面倒を見ていた後輩があっさり辞めてしまうとものすごく落ち込みます。人から何か期待されると必要以上にがんばってしまいますし、できないことへの無力感を感じると自分を責めてしまいます。
一番困るのはその感情が尾を引いて「今やるべきこと」に集中できない時があることです。その時思いつめていることが頭をよぎって集中できないのです。どうすれば感情をコントロールすることができるでしょうか。”
【回答】
う~ん、これは逆じゃないかな?
感情のコントロールは出来ない。
でも行動のコントロールはできるんです。
感情は、心の中の不安や衝動に対応して出てきます。
これは原理的にアンコントローラブル。
なので
「仕事で面倒を見ていた後輩があっさり辞めてしまうとものすごく落ち込」むことをやめることはできない。
ではどうするか?
あっさり辞めさせなければいいんです。
後輩が辞めると言ったときに、自分を飾ってるでしょ?
本当はその人に執着しているくせに、「あら、そうなの?」とクールにしてませんか?
「執着してる自分」を認めてみてください。
「辞めたらイヤ!」
「辞めたら、私が困る!」
とか、ひたすらしがみついて、情けなく振る舞ってみたらどうでしょう?
それをしなかったから、いつまでも辞めた後輩のことを引きずってるんじゃないですか?
感情は抑えるモノじゃなくて「発散させてあげる」ものです。
抑えると、ヘンな方向に反動がでちゃいますよ。
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