岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2019/07/09

 今日は、岡田斗司夫のコンテンツ情報をお届けします。


ニコ生

7月9日(火) 20:00~ 「機動戦士ガンダム完全講義〜第15回」 

ニコ生テキスト全文公開

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クドすぎる『THE ORIGIN』と「ガルマ出撃す」の前説

 はい、どうも岡田斗司夫のマンガ・アニメ夜話ですね。
 『機動戦士ガンダム』という、早くも何年前? 40年前のテレビシリーズのアニメを1話ずつ解説するというのを毎週毎週やってます。やっと、いつもの火曜日の夜に戻ってきました。
 一昨日の夜、ニコ生が終わってから『ガンダム THE ORIGINE』を見たんですけど。今日もちょっとこの『ORIGIN』話からしたいなと思うんですけども(笑)。

yawa_190625_00152.jpg【画像】前説

 まあまあ、今回の『ORIGIN』は、コロニーが落とされるという話でした。
 後になって色々と理屈や名前がつけられて、ここで落とされたコロニーも「ハッテ」と呼ばれたりするようになったんですけど。まあ、「コロニーが地球に落とされた」という話は一番最初の『機動戦士ガンダム』でも語られています。「もともとは、地球連邦軍の本拠地であるジャブローを目指して落とすはずだった」というやつです。
 今回の『ORIGIN』では、このコロニーを落とす時に、中の人間を毒ガスで皆殺しにしてから落としたんですけど。
 そこで、最初のアニメからさらにキャラクターがマンガ的になった、ザビ家の三男坊のドズル・ザビ中将が、「俺はなんて酷いことをやってしまったんだ! たった1人のミネバでも、こんなにかわいいのに、俺は何億人ものミネバを……」と言って涙を流すシーンがあるんですけども。
 その後、ドズルは心を立て直すために「わかった! 結局、あいつらは弱いからだ! 弱いから自分達のミネバを守れなかったんだ! 俺はそうはならん。俺は俺だけの王国を築くぞ!」ということで、まあ、ちょっと不思議な野心みたいなものを見せるんですけど。

 その時の演技が、まあクドいクドい(笑)。
 「あァーいつらはァ! ぃよォわいからァ! むぅぁけたに過ぎィーん!!」ってやってて。
 これまで、『ORIGIN』のこういったクドい演技について「クドいよ! ダサいよ!」と言ってたんですけども。もう、逆に面白い方に行ってしまって。「これ、ちょっと、できればこのまんま全部やっていただきたい」って思うんですよね。
 この調子で全部やっていただくと、ホワイトベースのクルーも、みんなこんな感じになるんですよ。
 アムロが「うゥーん! 殴ったねッ!? 父親にもォー、ぬァぐるァれたことがァ! ぬァいのにィッ!」って言うと、ブライトさんも、身体をクルクル回しながら、「殴って何が悪い!」とか。
 「カァムラン! あなたには、私のことがァ、わかってないのよォ!」とか。そんなとてつもないミライさんとかが見れる気がして(笑)。
 できれば、やって欲しいなと思います。ちょっと見たくなってきたでしょ?

 では、しょーもない話はこれくらいで置いといて。
 今日は第6話「ガルマ出撃す」の後半を語ります。

 もう、時間との戦いの話ですね。
 アムロは、実は、命からがら大気圏に突入して、今、ようやっとホワイトベースの後部デッキから帰って来たところなんです。
 しかし、帰ってきてブリッジに上がったら、窓の向こうには、ガウ攻撃空母以下ジオンの飛行編隊がホワイトベースを迎撃するために成層圏まで上がって来ていたという、そういう話なんですね。
 「やっとシャアのムサイから逃げ切った、連邦軍のジャブロー基地に逃げ込める」と思って、ホッとしていたところに、シャアの戦略によってジオンの戦力圏に追い込まれ、しかも、これまで経験したことのないジオン本体というのかな? シャアが率いていた自分だけの部隊でない大部隊に囲まれているという状態です。
 もう、どうすれば助かるのか、誰にもわからない。少しでも生き延びる確率を上げようと、ブライトもアムロもハヤトも、あのリード中尉ですら、頭脳を絞って考えるんですね。

 後半では、アムロがすぐ出てくるんですけど。「とりあえず出撃してくれ!」と言われてフラウ・ボウとすれ違う時に、栄養ドリンクを渡されて、「これくらいしかできないけど、コックピットの中ででも飲んで」と言われ、アムロは一息でゴクゴクっと飲むんですね。
 このドリンクがなかったら、たぶん、ガンダムに乗って何分戦っているのかわからないアムロというのは、絶対に栄養不足で、貧血とかめまいを起こしかねなかったところを、フラウ・ボウの機転で、ちょっとでもアムロに気付け薬みたいに脳に栄養が行くようになってる。そんな状況なんです。
 そういう、リアルタイムで見るような視点で見ると、いろんな発見があると思います。

 それでは、準備よろしいですか? では、『ガンダム講座』の第13回になります。
 「ガルマ出撃す」の後半、ゆっくり御覧ください。

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