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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/08/17
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今回は、ニコ生ゼミ8月5日(#242)から、ハイライトをお届けいたします。

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 コンピュータが理解可能なのは “論理” “確率” “統計” の三つだけ


 『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』という本の中で、「コンピューターは数学で動いている」と紹介されています。

 「しょせん数学で動いている」と。


 それで数学で記述可能なものは、つまり数学で理解可能なものは、たった三つしかないと。


 その三つのうちの一つが “論理” 。

 論理っていうのは何かと言うと “たし算” と “かけ算” だと。


 “ひき算” と言うのはマイナスをたし算すること。

 “わり算” というのは、小数点の何分の一かをかけ算する事。

 なので、コンピューターに出来ることっていうのは、たし算 と かけ算 しかない。


 ただこの たし算 と かけ算 をものすごい複雑に組み合わせると、論理っていうものが出来ると。

 だからコンピューターは論理を理解できるし、論理は使える。


 次に “確率” っていうものを扱える。

 それと “統計” っていうのが扱えると。

 この三つしかない。 


 この三種類を上手く組み合わせて、やりくりすると、IBMの “Watson(ワトソン)” やアップルの “Siri” が出来るわけですね。

 ワトソンもSiriも基本的には統計であって、ワトソンは ちょっと上等に この論理っていう回路も使ってるんですね。

 なにで、すごく知性があるように見えるんです。


 それで、じゃあこのAIモドキ。

 言っちゃいますけどAIモドキですね(笑)。


 人工知能ではなくて人工無能たちっていうのは本当にペテンなのかと。

 何かの役に立たないのかっていうと、違う。


 実は次の話はAIの演技。

 人工知能に見せかけてるAIたちの演技ですね。


 擬似AIたちの演技。

 人工無能たちが、いかに役に立ってしまうのか? 

 それが僕たちの明日にどういう影響を与えるのか?


 そんな所で、無料はココまでです(笑)。


 後半の有料放送は、ここからドンドン広がりつつあるモドキ人工知能、人工無能の世界っていうのを語ります。

 同時に、モドキ人工知能は進化してるんですけども、僕ら人類の能力がどんなふうに下がり続けているのかって話をします。


 シンギュラリティよりも恐ろしい人類家畜化計画って話ですね。


 まぁ、たぶん未来の20年後の社会は大丈夫だし、怖いけども僕は面白いと思ってる。

 「面白い明日が来る」と思ってるので、そんなにイヤな話じゃないと思います。


 けども、眠れない話になるんじゃないかなと思います(笑)。


 目指しているのは一ヶ月で五千円分の価値がある講義ですので、ぜひ参加してください。


 すみませんね。

 今日は、やたらと難しい話になっちゃって。

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