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今日はDMMオンラインサロン【岡田斗司夫ゼミ室通信】から、7月23日 特別講義をお届けします。
「ホワイトベース内のスクールカースト 『機動戦士ガンダム』より」
それをずーっと見せたまま、ブライトとセイラの声がその映像に重なります。
「ええ。”オデッサ・デー発動までは動くな” 何度も調べてみたわ。」と答えるとセイラの声。
だからもうクッションをブリッジに持ち込んで、そこでお互いダラッとした格好で話している。
自分の部屋に帰って寝ることも出来ないような緊急体制がずっと続いていることを表しています。
アムロを独房に入れていて、ガンダムが今使えないから、ずっと警戒しっぱなしになってるんです。
セイラ「ええ。」
ブライト「このままではヤツに捕まるぞ。」
セイラ「そりゃそうだけど、マーカーとオスカを休ませなくっちゃ。」
ブライト「あの2人が1番働いてるかもしれないな。」
こんな会話をしているところにミライさんが帰ってきます。
ミライ「仲間に入れてもらえて? チビちゃんたちの繕い物は終ったわ。」
セイラ「あなたもマメね」
という女同士の会話が続いて、セイラがミライの膝枕で寛ぐというシーンが入ります。
いつもいるメンバー達のみが本音を語り合う関係になっている。
その危険性を語っているんです。
彼らは用事があるときしかブリッジに来ない。
いつの間にかホワイト・ベースの中で、スクールカーストの1軍みたいなものが作られている。
それが、ちょっと見ただけでわかるようになってます。
富野由悠季もそういう仲間に憧れ、その中に入りたくて虫プロに参加しました。
でもそこには、自分よりも絵が上手いヤツらがいくらでもいる。
そのために、もう仲間に入れなかった。
そういうエピソードを、富野監督が自伝の中で書いてます。
いるのはいつも、真崎守とか、上手くて手塚治虫にも気に入られている人たち。
そういう人達だけが本社のいい部屋にいて、俺は仕事に呼ばれてすぐに帰るだけと、拗ねた感じのことを自伝で書いていました。
そうじゃなくて、富野さんはプライドが高くて、皆の仲間に入ってこなかったと言っています。
たとえば、「アムロをどうするのか?」みたいな話をここでやっているんですけど、実際に、ここにいるセイラとかブライトはアムロに会いに行ってないんですよ。
行かないで、ここで話すだけで済ませちゃってるんです。
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いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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マグネシウムのタツヤ(FREEex)
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