リヒテンシュタインに行きましたよ。
片道5時間以上もかけて、リヒテンシュタインに行って帰ってきたんです。
けども結論から言うと、リヒテンシュタインは行かなくていいです(笑)。
リヒテンシュタインって、言っちゃったら“都会” なんですよ。
「古き良きリヒテンシュタイン」 っていうのが、まるで残ってなくてですね。
国民よりも法人の方が多い、いわゆるタックスヘイブンみたいな所で、やたらと法人があるから、一人当たりのGDPが世界一なんですよね。
それで、やたらと金持ちの国なんで、もう本当にオシャレなお店ばっかり並んでるんですよ。
それでもルパン三世のカリオストロ公国のモデルになった国なので、僕は行っていろんな所の写真を撮っておこうと思ったんですけども、まぁ使えそうな写真が2枚か3枚ぐらいしかない。
ただ、『カリオストロの城』を語るには、絶対に行っておかなきゃいけない。
「何で、この面積で、この人口で、世界で一番 豊かな国なのか?」 っていうのが、ルパン三世のカリオストロ公国を語るときに、絶対に外せないものだから、行って良かったんだけど。
でも観光地としては、まぁ最悪ですよね(笑)。
もう日本人の観光客なんか、まぁ来ないのに「優雅なひとときを過ごせる国 リヒテンシュタイン」というパンフレットがあって、「ようこそ、リヒテンシュタインへ」って書いてあるんですけども。
もう その次は基本データで、見せるものが無いんですよ。
アルプスの山とか、「そんなもん、スイスへ行くわ!」って感じでですね(笑)。
あとファドゥーツ城というのがあって、これは観光名所みたいに書いてるんだけど、ファドゥーツ城は国王が住んでいて開放していないので、ぜんぜん見れないんですよね。
観光スポットという事では美術館があって、でも切手記念館が いっこあるだけなんですよ。
もう本当に、何も無いです。
それで歴史がメチャクチャ浅いから、2ページで済んでしまう(笑)。
「リヒテンシュタインでのバカンスをおすすめする5つの理由」って書いてあって、グルメとか自然とか保養とかが書いてあるんですけども、何も書いてないに等しいというですね。
本当に観光としてはダメな国なんですけども、ルパンを語る上では行くしかないから、まぁ行って良かったなと思います。
なので、わざわざニコ生ゼミの表放送で「リヒテンシュタインに行ってきたぞ!」と楽しげに語らなかったのは、間違って行く人がいたら困るからですね(笑)。
(コメント)「うーん、行くしかないか・・・」
おぉ、すごいな!
行くんだ!
えらいなぁ。
行くんだったらね、僕はモナコからの陸ルートをすすめますね。
ルパンって、オープニングでモナコのカジノの金庫破りをして、そこからリヒテンシュタインまで車だけで行くんですね。
小さいフィアットだけで行くので。
あのルートを確認するために行くっていうのは、すごくいいと思います。
もちろん宮崎駿さんは、そのときはロケハンでヨーロッパとかに行く余裕が無くて、『アルプスの少女ハイジ』のロケハンでドイツの田舎の方に行っただけで済ましたんですけども。
まぁ、それでもかなりリアルな感じに作ってあるんでですね、行ってみるのがいいんじゃないかなぁと思います。
(コメント)「パヤオの知識量に脱帽だね」
まぁ、そうですね。
僕らは永遠に、あの爺さんには敵わないと思いますんで(笑)。
俺は『へうげもの』を読んで思ったのは、宮崎駿は千利休であって、あんなものには永遠に手が届かないなと。
俺たちが目指せるのは、せいぜい古田織部ぐらいの存在なんだなというのが、凄く楽しく自分に引き寄せて読めました。
なので来週のニコ生ゼミは、この『へうげもの』を語ってみようと思います。
みなさんも、間違っても千利休になろうとか思わないようにしてください(笑)。
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