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「『シン・ゴジラ』が映画界に与えた計り知れない影響とは何か?」
で、『新世紀エヴァンゲリオン』の続編としては120点。
日本の映画人、プロデューサーに、今まで何が足りなかったのかっていうのを考えさせる、すごい作品だと思うからです。
まず、もう『アベンジャーズ』が成立しないっていうのを、言ってしまってるんですよ。
『機動戦士ガンダム』が登場した時に、子供だましのロボット戦争ものが駆逐されたのと同じような現象です。
アメリカでどんなに興行成績が上がろうと、面白くないのです。
冒頭で言った『シン・ゴジラ』の弱点とも言える感情移入できるキャラがいないっていうのは、逆に言えば「そんなに感情移入するキャラが必要ですか?」って問いかけにもなる。
それ以外のキャラはぜんぶ表面上の動機で動いている。
でも、それでちゃんとおもしろい映画ができてる。
『アイアンマン』くらいでちょうどいいんですよ。
金持ちだー、武器も売ってる。
おお、俺の武器が悪いことに使われてる、えらいこっちゃ。
アイアンマンスーツ作った。
敵もアイアンマンスーツででてきた。
戦うぞー。
これくらいでちょうどよかったんですけど。
これを何人も集めて、それぞれの見せ場を作ろうとした瞬間に、全員が持ってるトラウマが2トンを超えちゃって2トン車には乗らないんですよ。
『まどマギ』くらいだったらいいんです。
もうちょっと闇があるだろう。
闇がなくていいと言った覚えはない。
『ガルパン』ちょいと軽すぎるよと。
重いの戦車だけじゃん。
という作品になってしまっている。
思い切ってマッドマックスまで振り切れたらOKだから、『ガルパン』は後半の30分があるから大傑作だと思ってるんですけど。
映画としては65点だけども、『ガルパン』としては120点の出来がある、劇場版の『ガルパン』なんですよ。
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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