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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/07/10
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今回は、2014年の映画『フューリー』について話します。
今回の記事はニコ生ゼミ7/2(#185)より一部抜粋しました。
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「たとえるなら旧ザクと戦うサイコガンダム。 最強戦車“ティーガーI”が出た映画『フューリー』」
2014年に公開されたブラッド・ピッド主演の『フューリー』って映画がスゴイ。
これは戦車映画なんだけども、世界中の戦車マニア・戦争映画マニアが狂ったように喜んだ作品なんだ。
この映画には『プライベート・ライアン』でもまともに出なかった世界最強の戦車“ティーガーI”が、ちゃんと出てくるんだよね。
ドイツの“ティーガーI”って、あまりに強くて作るのが難しいから、1355台しか作られなかった。
それが戦うと、まぁ強い。
それでも囲まれると負けてしまう。
それでアメリカ軍は1355台のティーガー戦車を負かすために、約50000台のシャーマン戦車を作ったと言われているんだ。
シャーマン戦車三十台がかりで、ようやく一台のティーガー戦車と戦えるかどうかってぐらい。
ガンダムにたとえると、サイコガンダムと旧ザクぐらいの差だと思ってください(笑)。
結局ドイツは負けたんだけど、アメリカ軍は戦闘で勝つたびにティーガーIを爆破したんだ。
ほとんどの国の兵器っていうのは、戦争して勝った国が持って帰ったりして残したんだ。
でも、ことティーガーIに関しては、あまりに強かったのでドイツ軍に取り返されるのを恐れたんだ。
なので、世界中で残っているティーガーIは六台しかない。
その六台のうち、動く戦車は、イギリスのボービントン戦車博物館にある一台しかないんだよ。
この一台を『フューリー』という映画ではレンタルしたんだ。
ただこのレンタルの代金が、一時間で千六百万円なんだって(笑)。
しかもこの千六百万円は、基本予算。
オプションは別料金。
ギアを変えたら、何百万円。
坂道を登ったら、何百万円。
発進、何百万円。
ストップ、何百万円。
でも、それもしょうがないんだよ。
ボービントン博物館にしてみたら、世界中で一台しかない戦車だからさ。
ギアとかクラッチとかに傷とかつけられたら、どれだけ大変か分からないので、すごい条件を付けた。
なので保険会社も「その値段だったら、かまわない」と言った値段なんだ。
この映画の偉いのは、CGを使わずに、すべて実物を出したところ。
こんな映画を作ったので、ブラッド・ピッドは戦争映画にハマっちゃって、第二次大戦のテレビドラマとかを作るようになっちゃったんだってさ。
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これは戦車映画なんだけども、世界中の戦車マニア・戦争映画マニアが狂ったように喜んだ作品なんだ。
この映画には『プライベート・ライアン』でもまともに出なかった世界最強の戦車“ティーガーI”が、ちゃんと出てくるんだよね。
ドイツの“ティーガーI”って、あまりに強くて作るのが難しいから、1355台しか作られなかった。
それが戦うと、まぁ強い。
それでも囲まれると負けてしまう。
それでアメリカ軍は1355台のティーガー戦車を負かすために、約50000台のシャーマン戦車を作ったと言われているんだ。
シャーマン戦車三十台がかりで、ようやく一台のティーガー戦車と戦えるかどうかってぐらい。
ガンダムにたとえると、サイコガンダムと旧ザクぐらいの差だと思ってください(笑)。
結局ドイツは負けたんだけど、アメリカ軍は戦闘で勝つたびにティーガーIを爆破したんだ。
ほとんどの国の兵器っていうのは、戦争して勝った国が持って帰ったりして残したんだ。
でも、ことティーガーIに関しては、あまりに強かったのでドイツ軍に取り返されるのを恐れたんだ。
なので、世界中で残っているティーガーIは六台しかない。
その六台のうち、動く戦車は、イギリスのボービントン戦車博物館にある一台しかないんだよ。
この一台を『フューリー』という映画ではレンタルしたんだ。
ただこのレンタルの代金が、一時間で千六百万円なんだって(笑)。
しかもこの千六百万円は、基本予算。
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ギアを変えたら、何百万円。
坂道を登ったら、何百万円。
発進、何百万円。
ストップ、何百万円。
でも、それもしょうがないんだよ。
ボービントン博物館にしてみたら、世界中で一台しかない戦車だからさ。
ギアとかクラッチとかに傷とかつけられたら、どれだけ大変か分からないので、すごい条件を付けた。
なので保険会社も「その値段だったら、かまわない」と言った値段なんだ。
この映画の偉いのは、CGを使わずに、すべて実物を出したところ。
こんな映画を作ったので、ブラッド・ピッドは戦争映画にハマっちゃって、第二次大戦のテレビドラマとかを作るようになっちゃったんだってさ。
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