今回は佐々木陽子先生の『タイムスリップオタガール』というマンガについてお話します。
今回はニコ生ゼミ2/26(#167)より一部抜粋しました。
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「女性オタクが面白い『タイムスリップオタガール』」
これは多分、女の子向けのコミックだと思うよ。
今はアラサーの女の子が、突然、中学生に戻ってしまうって話なんだ。
コミケで同人誌をいっぱい買った帰り、長いエスカレーターで後ろから押されて落ちて、ゆりかもめに轢かれて死んじゃう。
そこで昔に戻るんだ。
それで、死ぬ時に主人公。
「遺品回収の時に、まぐわう裸体の男子の神絵師同人誌で各所にご迷惑をおかけするわけには」
「何より好きな同人誌だけは私が身体で守らなきゃ」
「公共の場に散乱させてご迷惑をおけけするわけには!!」
そんな事を思ったんだ。
この感性は、僕は女性オタクからしか聞いた事が無いんだよね。
男の場合は「これを見られるのは恥ずかしい」って考えるまでは一緒なんだけね。
でもこの「ご迷惑をおかけするわけには!」って考えるのは、女性オタク独特の考え方なんだよね。
そりゃ、素っ裸のホモがいっぱい描かれてる本を見られたら恥ずかしいっていうもは分かる。
だけど、やっぱり「ご迷惑をかける」っていう概念が、女オタクの本質。
同じオタクでも、男と女では、ガミラス星人と地球人のように分かり合えないんだなと思いました。
一巻の最後で、親にそんな本を読んでいるのがバレてしまって「そんなマンガなんか読むのをやめなさい!」って言われるんですよ。
その時に主人公は親に土下座して「私は実は30歳なんです。もう大人だから、マンガはやめれません!」って、ありえない逆ギレをして二巻に続くんです。
かなり良い所で終わっているので、みなさんも、ぜひ読んでください(笑)。
佐々木陽子『タイムスリップオタガール』
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