今回はスタジオジブリの雑誌『熱風』についての説明をします。
今回の記事はニコ生2016年10月23日分より抜粋しました。
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「対象読者は知能指数135以上!?宮崎駿のためのジブリ社内誌『熱風』」
これはジブリの社内誌で、通販でしか手に入れられない雑誌なんです。
実は本屋さんでも売っている所があるんですけどね。
でも普通は一年間の定期購読でしか買えないんです。
定期購読の料金は一年分(12ヶ月分)で二千円。
それも送料込みです。
ジブリのHPを見たら申し込み方が書いてあります。
二千円で、毎月けっこう分厚い本が届くんですよ。
これは送料込だから、あきらかに赤字なんですよね(笑)。
かなりのハイクオリティ雑誌です。
ジブリの儲けはゼロどころか、マイナスだと思いますよ。
みなさんがこの雑誌を買ったら、読むたびに疲れると思います。
この雑誌って、知能指数が高すぎるんですよね。
僕は『週刊文春』は知能指数95の人が読む雑誌だと思っています。
そして『熱風』は知能指数135以上の人が読む雑誌だと思っているんですよ。
この『熱風』には伝説があるんですよ。
ジブリの鈴木さんは、『熱風』の編集部に配属された人に「対象読者は宮崎駿だ」と必ず言うそうなんです。
「この本は、宮崎駿だけ喜べばいいんだ」って言ってるような雑誌なんですね。
なのでクオリティが高い高い。
昔、ナショナル(現:パナソニック)という会社が社長の松下幸之助の為だけに『水戸黄門』を作ったみたいなものですね。
それと同じように、宮崎駿だけに見せるためだけに生まれたのが『熱風』という雑誌です。
宮崎駿はネットニュースも週刊誌も読まない、いわゆる古典教養人なんです。
なので、まずジブリの社内の事情を宮崎駿に分かってもらう必要がある。
「ジブリのみんなは、こんな事を考えているんだ。」と、いうことを宮崎駿に教える為に、この雑誌は存在するんです。
『熱風』を見てみると、『レッドタートル』の宣伝とか、ジブリの社内史とかが出てくるんです。
そんなのを見ると「ジブリの人たちが自分たちの昔話を語ってるな」と思いそうになりますが、そうではないんです。
これは完全に、宮崎駿に「今、ウチの会社はこうなってますよ」って報告するための雑誌なんですよね(笑)
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