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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/01/20
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おはよう! 岡田斗司夫です。
今回は冬コミにやってきた叶姉妹の話題です。

今回はニコ生ゼミ1月15日分、♯161『日本人の9割が知らない遺伝の真実』より抜粋しました。
https://goo.gl/bM7E1T

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「コミケに叶姉妹降臨!僕たちが手を合わせる“ありがたさ”の正体」


 叶姉妹がコミケに来て、『ジョジョ』の同人誌を買うということがあったらしいね。

 コミケ会場の人まみれが、モーゼの紅海が割れる時みたいにワーッと割れて、みんながスタンディングオベーションして叶姉妹を迎えたという話があるんだよ。

 それについて「面白いな!」というのと、「分かる!」という気持ちが僕の中にあるんだよね。
 なので、なぜ分かるのだろうと考えたんだ。

 テレビの取材とかが来たら「ケッ」って顔をして「それより私は買いたい物があるんだ。行列を邪魔するなよ」というような気難しいオタク達が、なぜ叶姉妹にだけ態度が違うのかと。

 これって、生涯コスプレしている大先輩を見たからじゃないかな?

 普通の人が叶姉妹を見る時って、セレブと見るか、“しょせん偽物”と見るかどちらかじゃん。
 でも、僕たちはそういう見方じゃないんだよ。

 叶姉妹って、コスプレなんだよ。
 人生をコスプレに懸けてる。

 “セレブ”というコスプレに懸けてる。
 姉妹でもないのに、“叶姉妹”だよ。

 すごいじゃん。

 そう考えると、思わず立ち上がって拍手して「ありがたいものを見た」と思うのは、分からんでもない。

 その“ありがたい”という感覚は、世間の人が言う「ありがたい」とは違うんです。
 それよりは、僕達はこういう“珍奇なバケモノ”をすごく愛してるんです。

 マツコ・デラックスが来ても、たぶん手を合わせるだろう。
 叶姉妹が来ても手を合わせるだろう。
 ジョン・ラセターが来ても手を合わせるだろう。

 ひょっとしたら、宮崎駿でギリ。

 そこから下の島本和彦とか庵野秀明だったら「おまえも列の後ろに並べ」くらいになっちゃう。

 そういうところが「生涯をコスプレとして生きているかどうか」と捉えるかどうかの差なんじゃないかな、と思ったよ。


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