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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2016/12/26

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おはよう! 岡田斗司夫です。

今回は、スターウォーズとディズニーに共通するパターンについてお話します。
この回はゲストとして、スタジオ・ハードデラックスの高橋信之さんをお招きしています。


今回の記事はニコ生ゼミ12月18日分より一部抜粋しました。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv282811582

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「スターウォーズの黄金パターン“親子モノ”。ドラマになりやすい“親を失う話”」


岡田:
 『ヤング・ハン・ソロ』は、超心配ですね(笑)。


高橋:
 これは心配ですね。
 役者の問題もあるけど、面白いのかなぁ。


岡田:
 もういっそ子供の頃に捨てられて、中尉に育てられた事にすればいいんですよ。

 だってスターウォーズって、全部それじゃないですか。
 ローグワンも含めて、とにかく親に捨てられた子供が主人公になるという(笑)。


高橋:
 ディズニーも同じパターンですね。
 『ダンボ』にしても親を失うパターン。

 『闇の王子ディズニー』という本の中で向こうのライターが書いてるんだけど、ディズニー自身も実は自分は親にいじめられて、まだ10歳に満たないのに新聞配達をしてた。


岡田:
 結構、嫌な父親だったみたいですね。


高橋:
 それをずっと不安に思ってて、「実は自分はこの家の子供じゃないんじゃないか?」ってね。
 よくよく写真を見ると兄貴とも似てるし、みんな同じ鼻をしてるんだけどね。


岡田:
 ディズニーの妹が「お兄ちゃんは生涯を父に虐められたと言うけど、そうじゃないよ」と証言してるんですよね。
 妹は「あんたは結構、いい暮らしをしてたじゃん」って、ディズニーをディスるディスる(笑)。


高橋:
 ディズニーは「どうも自分は貰われ子じゃないか?」っていう被害妄想を持ったまま育ったから、出す企画がすべて親を失う子供の話ばっかりなんですよね。


岡田:
 スピルバーグも、そうですよね。

 父親不在の話を書いたり、『E.T』のお父さんもメキシコに逃げちゃったり。
 だから俺はてっきりスピルバーグは不幸な少年時代だと思っら、そうでもなかった。

 結構、金持ちの息子で、当時は高い8mmフィルムを買ってもらって、中学校の頃に作った映画を近所の映画館でプレミア上映したんですよね。


高橋:
 本能的に「親を失う話はドラマになる」っていうのが、若い時から分かってたかもしれないですね。

 だからディズニーも、ルーカスも、“父子もの”がやたらと多い。

 ハインラインの『銀河市民』ってSFがありますけども、あれもルーカスは意識していると思っています。


岡田:
 乞食として捨てられた人が、実は大財閥の…って話ですね。


高橋:
 元々は『王子と乞食』のパターンですね。


岡田:
 “貴種流離譚”ですね。

 今度は『銀河市民』を1時間30分やろうと思います(笑)。


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