劇場での本番期間が始まると
朝、起きてから、本番を終えるまでの動きが、だいたい固定化されてくる。
今回の二期会オペラ「椿姫」は全ての日程が14時開演だったので、毎日同じ時刻の電車に乗るくらい毎日の時間の使い方が決まっていた。
ざっくり本番までの流れを説明すると
上野駅で降り、コンビニに寄って、楽屋入って着替えて、客席でバーレッスンして、シャワー浴びて、食べ物を口に放り込みながらメイクして、本番。
というような形である。
巷で言うルーティーンというやつだ。
ちなみにroutine(ルーティーン)にはルーチンとかルーティンという読み方もあるが、日課という意味で全部同じらしい。個人的にルーチンは何か使いづらい。カメラの事をキャメラという時の様な、独特の空気が流れる気がする。
それはいいとして、
人によってはルーティーンを決めず、毎日違う事をしたがる人もいるが、毎日同じことをすると落ち着く人もいる。
僕はどちらかというと後者だ。
ただ、厳格にルーティーン守りすぎると、ルーティーンが崩れた時に神経質になってしまう事もあるので、絶対にルーティーンを守りたい訳ではない。なんなら、もしルーティーンが崩れた場合は、その変化をいい刺激にして自分に生かし、楽しむのが望ましいと思っている。
そんな、ある日のルーティンについて書く。