民主党、社民党など36人の衆参議員からなる「立憲フォーラム」は4月30日、オバマ大統領訪日に関する評価についてコメントを発表、日本政府が「満額回答」などと成果を強調していることに対して疑問をつきつけた。
コメントは、オバマ大統領が記者会見で、
「私が強調したのは、この問題を平和的に解決することの重要性だ。言葉による挑発を避け、どのように日本と中国がお互いに協力していくことができるかを決...めるべきだ」
「日本と中国は、信頼醸成措置をとるべきだ」「
尖閣問題で事態がエスカレートし続けるのは重大な誤りだ」
と述べたのは、オバマ大統領による安倍首相に対するけん制であり、強い本音の表れである、と指摘している。
さらにコメントは、政府の通訳が「重大な誤り」のところを、「正しくない」と意訳して、日本のメディアが「オバマ大統領が中国をけん制」と取り違えたことは、悪質な情報操作だと言われかねない。東アジアの安定と、そのための信頼関係の醸成」こそが国際社会が望んでいることであることは明白である――と述べている。
コメントの全文は「立憲フォーラム」HPの談話・コメント欄を参照のこと。
※http://www.rikken96.com/#!comment/c17c7
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