民意顧みない政権 
「4,5月にも動き出す」
政府関係者は今月中旬、こう口を開いた。沖縄防衛局が来月にも米軍普天間飛行場の移設に向けた環境調査を名護市辺野古で始める見通しであることを意味していた。
 政府内では反対派住民の排除に向けた”海上封鎖”も検討されている。関係者は「海上にバリケードを張り、シュワブの沿岸に入るのを捕まえることを検討している。米側とも擦り合わせて刑特法を適用する」と具体的に語った。官房長官菅義偉が海上保安庁に対し、取り締まりの徹底を指示しているという。
 刑特法の適用には伏線がある。霞が関で「三度の飯より人事が好き」(官邸筋)と揶揄されている菅は、これまでも