Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム。今回は「頭部ダメージの蓄積」の研究結果!
頭部への打撃の蓄積が、脳の容量と処理スピードを減少させることが判明
「クリーブランド・スタディ」中間報告より
頭部への打撃の蓄積が認知症などのリスクを高めることは、これまでにフットボール選手などの遺体解剖結果などから医学的にも明らかになってきている。しかしながら、どの程度の打撃の蓄積が、どのようなメカニズムで、どの程度脳の構造や機能を変えうるかについての研究は、いまだ十分に行われていない。
まさにこのような問題意識をもって、ラスベガスのクリーブランド・クリニックでは現在、長期研究プロジェクト「プロフェッショナルファイター脳健康調査」を実施している。このほど、研究が始まってから4年を経過したことをうけ、現時点までの途中経過報告が取りまとめられ、専門医学誌に掲載された。
研究に参加しているのは、現役および引退したプロボクサーとプロMMAファイター、および比較参照グループの一般人、合計500人。うち、ボクシングかMMAのファイターライセンスを持つ18歳から44歳までの現役選手は101名で、この4年間に平均で10試合に出場している。
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