今週のスペシャルトーク、DEEPの佐伯繁代表の最終回! 「あんまりにも騒ぐから逆に気にならなくなった」と感想を語る佐伯さんのSNS感とは?  パート1はコチラ パート2はコチラ



俺は正直に生きたいんですよ。やれないことはやれないし、できないことに嘘はつきたくない。


――いまの状況で今後、DREANのようなメジャーイベントが成立すると思いますか?

佐伯 そうなると重い階級の試合を組まなきゃいけないし、かつてのPRIDEやK−1のように外国人選手を育ててスターにしなきゃいけないし、世の中に知らしめるためには耐える時間は必要だよね。

――4~5年はかかるかもしれませんね。

佐伯 お金は20~30億円はかかるんじゃないですか。

――ひえ~~(笑)。

佐伯 はい、そういうことです。いまの状況で名前のある選手を使うということは団体の格になるんですよ。だってこの選手を使わければ黒字になったという大会なんてたくさんありますよ。でも、そこが団体のイメージにつながってくるわけだから。

――PRIDEもそこにはジャンジャンお金をかけてましたし、一時期のUFCもいまでは想像もつかない金額でPRIDEファイターを引っ張ってましたね。

佐伯 ウチも中途半端にギャラがかかる選手がたくさんいるよ(苦笑)。今年TDCホールのビッグマッチだけでいえば2回とも赤字ですよ。

――あ、そうなんですか。でも、DEEPって年間を通してやりくりして黒字にするスタイルですから赤字は想定内のところもあったんですかね?

佐伯 いや、今回は想定してなかったわ~。

――「今回は」。前回はタイトルマッチが2つあったり、ダン・ホーンバックルとか名のある外国人選手を呼んでましたね。佐伯さんとしてはTDCでビッグマッチをやらなきゃいけない理由ってあるんですか?

佐伯 まずひとつにDREAMがない影響は少なからずありますよね。やっぱり選手にビッグマッチを経験させてあげたい。大田区や文体は会場費も安いですけど、あれは市営なので抽選があったりしてタイミングが合わないこともあるんですよ。TDCは交通の便がいいんだけど会場費が高いからどうしても採算を合わすのが大変ですよね。それに1年以上前に予約しなくちゃいけないのに、なかなか取れないですから。でも、もう来年の分も押さえてますよ。

――あ、来年のスケジュールもすでに。その来年から始まるUFCアジアシリーズの影響ってありますか?

佐伯 影響っていうか……もっと(DEEPの選手を)使ってくんないかなって。

――ハハハハハ! その発言にはどういう意図があるんですか?