多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー!16000字でお送りします! この原稿はニコニコ生放送で配信されたものです(聞き手/ジャン斉藤)



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今年1発目のシュウ・ヒラタさんの配信ですが、まずはケガで大晦日の出場を取りやめた井上直樹選手の話題から。井上選手は3月のRIZIN香川大会への出場が決まってますね。

シュウ 本来ならタイトルマッチの防衛戦は大晦日に元谷(友貴)選手とやる予定だったんですけど、直樹選手のケガはスーチョル選手との試合前にしちゃったものなんです。それが治ってなくて。なので、大晦日を断った時点で元谷選手vs秋元選手の勝者とタイトルマッチという流れになっていましたね。

――井上選手が大晦日に出るとしたら第一候補は元谷選手だったんですね。まあ、他に候補があるとしたらベラトールから連れてくるしかないですもんねえ。

シュウ もし、誰か連れてきてもあんまりストーリー性がないじゃないですか。それに、もし直樹選手が負けてベルトを奪われて、その選手が戻ってこなかったらどうするんですか? という話なので。

――しかも、いまベラトール方面はドタバタしてますから怖いですよね。半年前まではRIZINとベラトールは大晦日一緒にやりましょうと握手していたのが、たった半年でもう状況が変わってるわけですしね。

シュウ それにRIZINさんの場合はライアン・ガルシア選手というプランBがあったこともありますし、それも結局伸びちゃったんですけど、そっちのほうがたぶんベラトールと対抗戦をしているよりも世界的に話題になるんじゃないですかね。

――やっぱりベラトールってアメリカでの知名度がそこまでないからライアン・ガルシアのほうがRIZINからしたら、おいしいってことだったわけですよね。

シュウ 絶対そう思います。ベラトールはビヨン・レブニーの時代からけっこう長くやってましたけど、正直スコット・コーカーが引き継いでからはどんどんネームバリューも下がっていって、いろんな有名選手と契約したにも関わらず、ファンがそこまで見なくなっていった印象がありますから。

――いまはピットブルブラザーズもリリースを要求しているし、アーロン・ピコも1月で契約が切れるし、ほとんどトップファイターは消えちゃいそうです。

シュウ じゃあ、そのトップファイターたちがみんなどこにいくかというと、結局考えられるのはUFCかRIZINなんですよ。ただ、RIZINだとそんなに選手が出られるほど階級が充実しているわけではないので。だから厳しい冬の時代になると思いますよ。ベラトールで有名な選手や若くて面白い選手だったらUFCにつながるかもしれないけど、それ以外の選手たちはヘタしたらそれこそコンテンダーシリーズに出るとかいう話になっちゃうかもしれないですね。

――ファイトマネー的にもきつそうですが……。

シュウ 日本でGFL(Global Fight League)はどんなふうに伝わっているんですかね?

――ズンドコ的な話題になってますけど、あのイベントはいったいなんなんですか?(笑)。

シュウ トップにいるダレン・オーウェンは、これはネットとか調べたり、動画を観ている人はわかっていることだと思いますけど、もともとカナダで小さなMMA団体をやっていて、そこからWSOF、PFLで働いていたんです。今回シリコンバレーから投資を取り付けることに成功した、スタートアップという感じで表現していいと思うんです。これね、彼はもう3年ぐらい前からワールド・ファイティング・チャンピオンシップという名前でスタートさせると、メディアで話してはいたんですけど、この名前がヨーロッパでは使えないという話になり。そこから、グローバルに変えて「やるぞ!」と言い出してから、なぜ3年近くかかったのかというと、投資を確保するのに時間がかかったということなんですね。

・GFLは日本市場を狙っているが…
・UFC女子アトム級は開設されるか
・井上直樹、シェイドラエフはUFCに行くか
・朝倉海UFC参戦が日本にもたらすもの
・平本蓮vs朝倉未来再戦は……
・今年のRTUに中央アジアがやってくる!?
・RIZINはモカエフを呼べる……16000字インタビューはまだまだ続く
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