この記事は『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)


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『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』。いろいろと内幕が明かされたり、朝倉選手が謝罪してしまったことで、何か褒めることが許されない雰囲気になってきてましたけど……ボクはなんだかんだ面白かったです。モラルだなんだってことは重々承知ですが、番組を見てそう感じてしまったので仕方ないなと……。これはもう良くも悪くもずっと語り継がれていくものですよね。


今回の企画って「ストリートファイト」というよりも、実力差から生まれる「残虐ショー」に見えなくもない。でも、それは普通の格闘技にもある光景ですよね。そこは角度を少し変えたことで、さらに刺激的に見えるうまさがあったわけですが、そりゃあ批判は起きますよ。批判がないほうが逆に怖いです。

この手の話を突き詰めていくと「じゃあ、喧嘩とプロ格闘技とは何が違うのか」ってことになるんですが、そのへんは「UFCの迫害と定着」の歴史を振り返ったほうがいいかもしれません。「YouTubeでやってる喧嘩自慢と何が違うの?」という議論にもなりますが、私的なYouTubeと、テレビなんかの資本の入ったABEMAの配信では公序良俗のあり方が変わります。仮に地上波ゴールデンであんなことやったら今回以上の大バッシングが起きるはずですが、それは地上波とABEMAの公序良俗というか放送コードがまた違ってきますよね。では、ABEMAだからここまでやっていいのかといえば、不快だなっていう部分はあたりまえにありました。

ABEMAって格闘技イベントや1000万円シリーズくらいしか見てないんですけど、地上波なイヤな部分が詰まってることが多いですよね。これは悪口じゃないですよ。……いや、悪口か(笑)。

地上波のイヤな部分、なんていうんですかね、ケレン味ですよね。井上尚弥のような存在は本当に稀であって、やっぱりケレン味がないと世間の耳目は集められない。でも、ケレン味ばっかりだと、亀田劇場になっちゃうわけですよね。あれはあれで楽しめるんですけど、まあ一周回った面白がり方であって。

ABEMAの格闘技リアリティショーをあまり見てこなかったのは、そういったものが詰まってるからなんですけど。LDHの「格闘DREAMER」はそうじゃなかったみたいで、見とけばよかったなと後悔してます。皆さんが『朝倉未来1000万円』という企画に抱く嫌悪感のひとつには、そのケレン味の濃さがあるんでしょうね。

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