不定期更新「ジャン斉藤のMahjong Martial Artas」――今回のテーマは何かが起こる!? 那須川天心の対戦相手公募です!



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那須川天心の2020年第1戦の相手は公募されることになった。舞台は7月11日に無観客試合で行われる『RISE on ABEMA』のリングだ。

本来ならば那須川は6月14日のRISE大阪大会で、裕樹の引退試合の相手を務めるはずだったが、コロナ禍により大会そのものが中止。裕樹戦は今秋に開催されるRISEの観客動員大会にスライドされる。困ったのは『RISE on ABEMA』の相手だ。コロナの影響で渡航規制が敷かれているために海外から外国人選手の招聘は厳しい。かといって那須川天心に見合う日本人相手は現状では見当たらない(「武尊!」と叫んだアナタにはスクワット1000回の罰を下す)。

無敵の快進撃を続ける那須川天心の相手選びの難しさは、今に始まったことではない。準ホームリングのRIZINでも、RISEとの被りを防ぐべく、キックからは距離をおいた異色の企画が用意されてきた。MMA挑戦、MMAファイターとのキックルール、メイウェザーとのエキシビションマッチ、パッキャオ推薦選手はパッキャオ本人がその選手と「会ったことがない」という衝撃発言が飛び出した。パッキャオがビックリするくらい困っているのだ。

RISEの伊藤代表は今回の公募相手は「次世代を担う若手が僕の選ぶキーポイントで、25歳ぐらいまでがいい」という理想を明かしたが、ちょっと待ってほしい。当の那須川天心はまだ21歳で次世代を担う若手そのもの。世代を捻じ曲げてしまうほど、那須川天心の強さは罪作りともいえる。

那須川天心のこういった公募企画は今回が初めてではない。2017年RIZIN大晦日のキック1DAYトーナメントの相手も公募され、浜本“キャット”雄大に決定した。じつはこの公募が格闘技界に大激震を走らせることになる。
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