この記事はRIZIN浜松大会」を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)


【1記事から購入できるバックナンバー】

・「MMA史上、最も試合がつまらない男」ベン・アスクレンとUFCの5年戦争劇的決着!

・平本蓮インタビュー「“昔のK-1”を取り戻すために、いずれMMAをやります」

・秋田で何が起きた? QUINTETエキシビジョンマッチ騒動■橋本欽也

・平本蓮RIZIN契約、MVPvs安西決定の舞台ウラ■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク



朴光哲選手の朝倉未来選手への対戦要求が物議を醸していますね。あとで詳しく説明しますが、大半の格闘技ファンがこのカードに猛反対していますが、「朝倉未来vsクレイジービー」の抗争はかなり盛り上がると思うんですね。ぼんやり層からすれば相手が誰であろうと「朝倉未来の試合を見たい」というニーズがありますし、対立構図が説明しやすいからです。ひとつだけ批判したいのは朴選手が名前を名乗らずに劇場を進めてしまったことで「いったい誰なんだ?」感が生まれてしまったことですね。「格闘技ファンなら朴光哲のことはわかるはず!」という声もありますが、試合後のドタバタしているところに突然現れたら、瞬時に把握できないことってあるんです。会場観戦ならなおさらで。

055c73ebef0851f3d6e0f60b4529e64162e28e5c

PPVにしても実況アナウンサーが「おっーと、これは誰だ? この見覚えのあるスキンヘッドは元ONEのチャンピオンであり、朝倉未来の宿敵・矢地祐介の参謀、朴光哲が突然の乱入であります! ここ決戦の舞台・浜松といえば、うなぎ、すっぽん、牡蠣、しらすなどの水揚げで有名ですが、戦う兄弟船・朝倉未来丸の網にかかったのは、なんとクレイジービーの海坊主であります。朝倉未来、何するものぞ。いますぐに墨を吐かんばかりの朴光哲。おっーと、突然のハプニングに榊原代表が血相を変えてリングインであります!」……という古舘伊知郎ばりの煽りはやりすぎですけど、主催者がアナウンサーに乱入情報を入れておいてもよかったですよね(笑)。

朴光哲選手は直近3連敗してるので、メインイベンター格の朝倉選手とは釣り合わないことはたしかです。なので記者会見で落ち着きはらいながら発表できないというか、こうやって強引にでも進めないと組めないヤツなんですけど、今回の劇場で結果的に「朝倉未来が負ける姿を見たいビジネス」が膨れ上がったなって思いました。カード自体の評判の悪さが一周したことで、みんな文句を言いながらも絶対に見るし、なんだかんだ気になる域に達している。「頭にきたからもう見ない!」じゃなくて「頭にきたから文句を言うために見る!」やつです。そして朝倉未来が負ける姿を強く求める。英雄の転落は、民衆にとっては待ち焦がれた娯楽であって。

この続きと、追悼ケンドー・ナガサキ、暗黒・新日本、亀田vsJBC、井上直樹、平田樹………などの2月更新記事が550円(税込み)でまとめて読める「11万字・記事22本の詰め合わせセット」はコチラ 

https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1871460

この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事85円から購入できます!