462cd01df20c4b42ef66628f99298c658e1c29fb
伝説のプロレス団体UWFインターナショナルでデビューして、キングダム、リングス、PRIDEと渡り歩いた日本格闘技の生き証人
金原弘光が格闘技界黎明期を振りかえる連載インタビュー。今回のテーマはU系はクセが凄い!! 幻のヴォルク・ハンvs鈴木みのる舞台裏です!



――今回は自主興行の舞台裏についてうかがいます。

金原 自主興行ね。デビュー20周年記念興行とMMA引退試合興行で2回後楽園ホールやったよ。

――後楽園規模の自主興行をやるのは大変ですよね。

金原 大変だよ〜。まず予算を決めるでしょ。そして選手の日程を合わせないといけない。鈴木(みのる)さんが出てもらったけど、鈴木さんは新日本に参戦していたから、休みの日がなかなかない。その中で後楽園ホールが空いてる日を探す。選手の日程がわからないのに長州さんみたいに「東京ドームを押さえろ!」というわけにはいかないからね(笑)。

――新日本とUインターの東京ドーム対抗戦! あの電話会談の前にドームは押さていたようですが……(笑)。後楽園ホールはすんなり借りれるんですか?

金原 俺の場合は会社を持ってなかったら、DEEPの佐伯(繁)さんを通して借りた。

――金原さん、DEEPに出ていましたもんね。興行を初めてやってみて何が一番大変でした?

金原 外国人選手の交渉かなあ。メールでやりとりしたんだけど、これが本当に大変で。あと外国人選手はビザを取らないといけないでしょ。飛行機やホテルを押さえてといけないし、成田空港まで送り迎えをしなきゃならない。

――送り迎えも金原さんがやったんですか?

金原 やったよぉ(笑)。

――団体と違ってスタッフがいるわけじゃないですもんねぇ。

金原 1回目のときはダン・スバーンやビリー・スコットが出たでしょ。Uインター系だから高田(延彦)さんに「使わせていただきます」って挨拶したんだよ。

――ええええええ!? Uインターは消滅して10年以上経っていたし、高田さんが彼らを使う予定もないのに?(笑)。

金原 それでも挨拶しないといけないんですよ。高田さん本人とは話ができなかったけどね。高田道場まで足を運んで関係者の方に報告して。あとUインターの取締役だった鈴木健さんにも挨拶に行ったんだよ。挨拶しないと「勝手にダン・スバーンとビリー・スコットを使ってる!」という話になっちゃうんだよね。


この続きも読める「14万字・詰め合わせセット」がお得です!

シャーク土屋、世志琥、KINGレイナ、渕正信、ドナルド・トランプとWWE、DEEPvsパンクラス……など20本以上の記事がまとめて読める「記事詰め合わせセット」はコチラ 
http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1235942

この記事だけをお読みになりたい方は下をクリック!