Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……超人気ドラマにも出演! 試合がなくても大活躍のコナー・マクレガーです!


日本時間11月13日(日)に開催されたUFC 205で、エディ・アルバレスを下してUFC史上初の2階級同時王者となったコナー・マクレガー。過去1年間で4試合をこなしたマクレガーは、試合後には奥様の妊娠・出産のため、2017年5月まで試合に出場しないことを明らかにした。

ところが、長期休暇に入ったはずのマクレガーの身辺は相変わらず騒がしく、米MMAメディアでマクレガーの名前が見出しを飾らない日など、1日たりともないのが実態だ。そこで今回は、UFC 205から現在に至るまでのマクレガーの話題をまとめてみよう。

2週間天下に終わった? 2階級同時制覇

UFCは、日本時間11月27日(日)に開催されたUFCファイトナイト101メルボルン大会の放送中に、マクレガーが「フェザー級ベルトを返上した」ことを発表した。マクレガーのベルト返上に伴い、暫定王者だったジョセ・アルドが正王者に昇格、あわせて日本時間で12月11日(日)開催予定のUFC 206で行われるアンソニー・ペティス対マックス・ホロウェイが、フェザー級暫定王者戦になるという説明があった。

このUFCの発表に対し、マクレガーはしばらくの間、謎の無反応を決め込んでいたが、マクレガーの所属ジムSBGアイルランドのヘッドコーチ、ジョン・カヴァナーが現地メディアの取材に答えて、マクレガーが自主的にベルトを返上したのではないと発言した。

「UFCはチケットを売るために暫定王者を作る必要があったんだろう。だからもう一人の暫定王者アルドを正王者にしたわけだ。これは私にはアホらしいことに見える。コナーがフェザー級タイトルを取ってから、まだ11か月しか経っていない。これまで王者の防衛戦の間隔が15か月や18か月も空いたことはあったんだ。たった11か月で剥奪するというのは、UFCのやることがいかに近視眼的であるかを表している」(カヴァナー)

このカヴァナー発言にUFCプレシデントのデイナ・ホワイトは猛反論している。