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小飼弾の論弾 #217 「AIによる非実在科学者の生成と、年末に発見された特大脆弱性、核融合で初「点火」成功」

2021/12/23 07:00 投稿

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 「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
 無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします!

 今回は、2021年12月14日(火)配信のテキストをお届けします。

 次回は、2022年01月11日(火)20:00の配信です。

 お楽しみに!

新刊『小飼弾の超訳「お金」理論』

「ブラック労働者」をやめましょう。「お金を増やさねばならない」思い込みを捨てましょう。働いたら負け。もう労働には価値はない。理想は、誰でも自由に生きて食べていける世の中。なのに、いつまでも「お金」に振り回されるのはなぜか―――。
『小飼弾の超訳「お金」理論』では、世界を動かしているお金の仕組みと、お金との付き合い方をやさしく解き明かします。

2021/12/14配信のハイライト

  • PS5『マトリックス』Unreal Engineデモから見えるメタバースと「実在非実在」
  • 「AIによる数学の証明」と「定理の定義」
  • トヨタEV発表と「車のスペース効率」と「EVの設計」
  • 視聴者から質問「PCからウェブが見づらい」
  • Apacheの脆弱性と「ゾンビ化した機器は捨ててください」
  • 「核融合炉点火の意味」と「線虫で膵臓がんを発見」

PS5『マトリックス』Unreal Engineデモから見えるメタバースと「実在非実在」

山路:早速、さっきまでちょっとPS5で遊んでたんですけれども、

小飼:そうなんです、なんかすごい何かでかいもの、山路さんが重たそうにしょってくるから何かなと思ったら、PS5でした。

山路:早朝からヨドバシカメラに並んで買った、

小飼:なに、早朝からここまでもしかして歩いてきたの?

山路:いやいや(笑)、買ったのはだいぶ前ですけどもね。さすがにこの年末に、

「自慢かね」(コメント)

山路:ゲームは色々買ったんですけど、積みゲーになってて全くやってないんですよね。「自慢かな」って、PS5やっぱり皆さん欲しいけれど、まだ入手できてないって感じなんすかね。まだまだ足りてないって凄いですよね、その不足してるって。

小飼:というより、ちゃんと海外ではそこそこ売ってるのに、なんで日本ではそんなに、そもそも品不足なのに持ってこないんだという。

「転売屋許せん」(コメント)

山路:転売屋って海外でもあるはずですよね。そうでもないのかな。

小飼:転売、海外転売なのだろうか。日本向けにどれだけ出荷してるんだろうかね。

山路:やっぱり日本人、あんまりもう、そういうとこに金を使わなくなってきたとソニーが思ってる。

小飼:あのさ、先に、なんだったっけ、PS5ネット、PSネットでいいのか、のメンバーにしておいて、そっから予約させればいいじゃん。

山路:ソニーの公式でも一応なんか抽選はあったんですけどもね。

小飼:いや、抽選とかではなくて、確実に国内で、確実にプレイしてくれる人というのを優先するというのであれば、すでにユーザー履歴があるわけじゃん。だから、そうだ、映画、他のメディアでは普通にやられてるよね、もうすでにメンバーになってる人に先に売るっていうのは。

山路:量販店とか多分、その辺の流通ルートの絡みもあるんじゃないかなって気もしますけどもね。

小飼:でも、それにしてもPS4の時よりもひどいよね。

山路:ほんと、それはそうですよね。

小飼:まぁでも僕はあくまでも他人事ではあるんだけど、でも高性能コンピューターとして見てみたいっていうのはPS4の時には結構感じたんだけど、PS5のデカさを見ると、これは……これは引くね……。

山路:家のリビングで存在感、半端ない。

スタッフ:で昔『ニコ論弾時評』って公式放送やってた時代、PS VRがやっぱり品不足。たぶんあの頃からなんですかね、転売ヤーが買い占めるみたいな、

山路:あーそうかもしんないなあ。

小飼:そういうのも含めて、PS4の時にはもろ、普通にFreeBSDマシンとして使う実例っていうのがチョロチョロ出たじゃないですか。PS5も中のOSはFreeBSDっていうのはわかってるんで。

山路:じゃあちょっと、PS5を買ってよかったなぁと思える、最近公開されたやつですよね、『マトリックス』のデモ。それちょっと流してみましょうかね。Unrealのオフィシャルページのほうから出てたりはするんですけど。これを画面を、テレビを切り替えてもらう必要があんのかな。

小飼:えーと待ってね、入力切替で、どれにすればいいのかな、HDMIいくつに、

スタッフ:絵、出します。

小飼:お、きた(笑)。

山路:やってた、本当によく出来てると、どうです? 弾さん的に、このテクノロジー。

小飼:なんか無茶して。なんか無茶して。

山路:(キャラクターを操作しながら)無茶すんのが一番手っ取り早いのは、この、自動車に乗って、

小飼:いや、乗る前に、だからぶつかってみて、走ってる車に、

山路:(キャラクターを操作しながら)走ってる車に(笑)、

小飼:当たり屋(笑)、当たり屋、今いたのに、ちょうど当たり屋向きの、

山路:(キャラクターを操作しながら)このへんに、このへん、動いてくんじゃないの。

小飼:さあ来た来た来た来た。

山路:(キャラクターを操作しながら)歩行者もいちいち避けるんですよね、こっちを。こっちを、こういうふうに。なんか変な顔して、あ、しまった、

小飼:当たり屋、当たり屋、

山路:(キャラクターを操作しながら)そろそろ動き出すかな。もう、もう動き出すんじゃないのか。

小飼:任意の車を盗むっていうのはできないの? さすがにそれはあれかな、さっきのは、

山路:適当にそのへんに止まってるやつは盗めるんですよ。

小飼:あ、そうなの。まさにリアルというか、GTA、リアルGTA(笑)。

山路:ただ信号待ちしてる奴は盗めんのかな?

小飼:そのへんのトラックとかは。

山路:こいつ、あ、ダメだ、信号待ちしてるやつは運転手がいるからダメなんだ。

小飼:運転手を引きずり下ろすとか、

山路:それはないですね(笑)。それはさすが。、もしかしたら本編ではできるのかも、

小飼:ウィンカーつけて。

山路:これも信号待ちだから、ダメですね。だから普通に駐車してるやつはいいんですけど、おそらく、

小飼:パーキングしてるやつ。

山路:そうそうそう。

小飼:あそこにいたね、それパーキングじゃない?

山路:これを、こっちか、これをやると、

小飼:ドライブって出てきたね、さっき。ペケボタンを押すと。

山路:あ、こっちか、

小飼:おお、きた。

山路:スロットル、こっちか、ドライブにしちゃったよ、

小飼:もう一度ドライブで。ところでスロットルっていうのも、

山路:思いっきり前の車のケツを掘ってしましました(笑)。

小飼:すばらしい。スロットルっていうのも実は変な、おー、轢いた轢いた、

山路:あーっ、轢いちゃったよ。

小飼:轢いた轢いた轢いた、もうガンガンいこう、ガンガン。ガンガンいこう、轢けー! (笑)

山路:しかもこれ、全部これ、渋滞起こるんですよね、本当に。

小飼:後ろの車が止まるんだ。

山路:これすごいなというところなんですけど。L2で、あ、降りちゃった、さらにドローンモードという、

小飼:でも日本語だと、ガスペダルのことをスロットルなんだ。このスロットルっていう言葉は、日本語と英語で真逆の意味になっちゃう言葉で、普通throttleって言うと、絞るんですよ。調子を落とすとか、そう、だから100のものを50にしたりするのをthrottleって言うので。たとえばPS5の日本での出荷というのはスロットルされてるって言い方するわけ。
 でも多分、それ何からきてるかつったら、昔のガソリンエンジンって、fuel injectionではなくてキャブレターだったじゃないですか。だから、たぶんキャブレターでのthrottleから来てるんだと思います。スロットルバルブから来てるんだと思います。本来スロットルバルブというのは燃料を絞る、混合気を絞るためのバルブだったのに、だからそれがガスペダルに直結してたので、踏むと。
 逆なんです。そうそうそう、チョークと似た意味なんですよね。でもチョークの場合っていうのも、完全に閉めちゃうことなんですけども、throttleっていうのは少し、こんな感じっていう、

山路:しかし、それにしてもこのPS5の表現力、この4、5万円の機器でここまで来てるんだったら、メタバース確かにありかなっていう気がしてきますよね。

小飼:じゃあこれが、メタバース、ほんとに『Matrix』の、

山路:表示、元に戻してもらえます?

小飼:まぁいいや。コントロール非表示にする、そういうことか。

スタッフ:これ、メチャクチャ今、光沢がピカピカ、要は反射とかきてるじゃないですか。実際こんな、ないじゃないですか、これはプロモーションだから、ピカピカ、要は車のやつの反射とか、リアルこんなでしたっけっていうところがあって(笑)、

山路:それ、色々確か設定できるんですよ。

スタッフ:あ、そうなんですね。

山路:それが、ここのところで、これをどれぐらいのその、何と言いましょうかね、この辺のシュミレーションの度合いとか、その辺のを選べるんですよね。でも、これは画像のほうは、

小飼:こうなるとキーボード欲しいね(笑)。

山路:画像のほうはあんまり選べないのかな。

スタッフ:なるほど。

山路:密度は選べるけれど、ちょっとそこまでは出来ないかな、今。

「日本刀で自動車を斬りましょう」(コメント)

小飼:こういうふうなのを見ると、現実世界でもさ、似たようなことやってみる気になる。怖くなるよ(笑)。

山路:もう、しかも、じゃあ、次の話題に行っちゃいましょうか。

小飼:借りパクしちゃおうか(笑)。

山路:借りパク(笑)。

小飼:いや、でっかいのよ、あれよ、最近のデスクトップPC、これよりちっちゃいはずが。
 でもさ、PS5ぐらいでデカいとさ、非実在ゲームコンソールとかが欲しくなるよね、だからそっちのほうをバーチャライズしてほしい、こんな嵩張るとは思わなかったもん。

山路:それ、普通にクラウドゲーミングって言っちゃダメなんですか。それ、Googleがやろうとしてるクラウドゲーミングじゃ(笑)、

小飼:たぶんね、Mac miniよりも、一桁容積がでかい。

山路:これって、しかしやっぱりデカいのは、

小飼:空気です。空気を大きくしないと冷えないので、それですごいでっかいファンがついてるんですよ。すごい、でっかいおかげで静かなんですけどもね。でっかいファンをゆっくり回したほうが静かなので。その点、ノートPCを冷やすファンとかっていうのは最低なんですよね。(MacBook Airを掲げながら)これにファンがついてた頃というのは本当にやかましかったよね。

山路:これ、PS5、GPUをやっぱ冷やすのにファンがでかいって感じなんですかね、CPUのほうも、

小飼:でも、どうやらiMac Proに搭載されたM1 MAXとかは、そんな熱くならないみたいよ。まぁでも冷却ファン付いてるけどね。

山路:じゃ、M1のアーキテクチャでPS5みたいなものを作ったら、もっと小さくなる?

小飼:そうなるのかな。PSシリーズってハードウェアの世代が上がると、小さい筐体のやつっていうの出してたじゃん、PS4はどうだったっけ? PS3の時はけっこう、2回ぐらい、

山路:解像度上げたバージョンを出しましたけどね、PS4に関しては。

小飼:PS4 Proか。それやってくれるのかな。

「SSDも熱くなるらしい」(コメント)

山路:えーそうなんすか。結構熱くなるのか。

小飼:いや、でも最近のNVME、デスクトップ用のSSDって、ちゃんと冷却フィンがついてるじゃないですか。

山路:え、そうなんですか。

小飼:で、加熱するとちゃんと速度落とすんですよ。だからスロットルするんです。そうだ、PCの世界では日本でも、英語と同じ意味でスロットルって言葉使いますね。

山路:へええ。

小飼:熱で速度を落とす時もthrottleって言います。

山路:それは全然知らなかったな。

小飼:しますね、最近のやつは。

山路:いや、でもこの、確かにこうちょっとPS5みたいな、そんなコンシューマー用の、かなりまあ高いとは言っても4、5万ぐらいのものでここまでができるってなると、相当本当に、なんかメタバースとかディープフェイクなAIみたいなものが現実味を帯びてきたって言う。

小飼:考えとしてはさ、M1シリーズと同じなんだよね。GPUとCPUと同じメモリ積んじゃって、シェアさせてっていうのは。考え方としては、

山路:PS5はさらにSSDとの転送速度がめちゃ早いんでしたかね?

小飼:ですよね、確か。

山路:なんか、そのためのやつをやってて、だからあんな、結構『マトリックス』の世界みたいな、かなり広大そうなマップでも読み込みなしに、だいぶ切り替えなくうまく動いてるんですけどもね。

小飼:なのに、日本に売ってくれないというね。

山路:だからPS5の新しいタイトルっていうのが、そんなに増えてなくって、なんかまだまだ残念なとこなんですけどもね。

「『マトリックス』って面白いの」(コメント)

山路:『マトリックス』の、少なくとも最初の『マトリックス』は見といたほうがいいですよね。

小飼:そうですね、今見ると画像的に荒いかなって見えるかもしれないけども、いや、でもそれでもね、やっぱりオリジナルの『マトリックス』って一番気になるのはね、携帯電話がこれなんだよね。スマホじゃないんだよね(笑)。

山路:そこ(笑)。

小飼:これなんだよね。ガラケーなんだよね、今で言うところの。やっぱり、すごいそれだけですごい時代を感じさせるよね。

山路:今時のって進化が激しいから、映画が作られた年代とか年単位でわかってしまいますよね。

小飼:でも、激しく感じないっていうのか、今は再びまたゆっくりになったと思うよ。iPhone、スマホとかも3年、少なくとも、iPhoneって3年ぐらいは平気で持つじゃん。

山路:確かに確かに。それはあるのかもしれない。
 非実在スイス人科学者の話、これって8月ぐらいには出てた話なんですけど、改めてそういうメタであるとかTwitterなんかっていうのが、アカウント調べてみると、まあまあ、そのためのアカウントがいろいろ作られ、さらにはそれをこう中国の企業とか組織がリツイートして、

小飼:でも、中国の非実在する科学者のほうが科学的だよね、日本のどこかのDappiとかよりも。

山路:それを今擁護する(笑)。

小飼:うん、だから、Dappiとかさ、やっぱりこの中国のハイテクに比べると、ダッサいよね。しかも、バレるような、すぐバレるようなスケジュール組みやがってって言うのでさ、

山路:それはそうだけど(笑)、

小飼:ありとあらゆるところで中国の後塵を喫してるよね。これでさあ、中国に勝とうとかさ、それこそお笑いだよ。

山路:だけどさ、非実在スイス人科学者にしたら、中国の仕事もずいぶん荒くないですかって(笑)、

小飼:まぁどの道、バレてれば、バレりゃいっしょさっていう。

山路:そんなん、だってスイスの、スイス政府でしたっけ、なんかそんな科学者おらんぞみたいなことまで言って、すぐにバレてるわけで。

小飼:まぁGANで作った画像だっていうのを解析したらわかったっていうのも、でも、どの辺までなんだろうね、そのへん解析でバレるというは。さっきのさ、PS5のUnreal Engineで作った『マトリックス』の世界っていうのもさ、人間で見るとけっこう凄いけれども、たぶんコンピューターの解析にかけるとたぶん一発で、

山路:不自然だって見抜かれたやつに関して、またそのGANをかけてより精緻にしていくってことも可能なわけじゃないですか。そのGANのモデル、敵対的生成のモデルで。

小飼:まあ、GANが一番強いけどね、こういう場合は、そうだよ、ゲルググじゃなくてギャンです(笑)。

山路:ちょっと前だと、瞳の形が違うよみたいな、で、ディープフェイクを見分けるっていうのが出たけど、でもそれも別にぜんぜん対策できる話でしょ。

小飼:最近は、言語モデルでも、もう少しモデル数増やせば、ちゃんと人と会話できるよねって言う、だからちゃんとチューリングテストにパスするようなAIができるよねっていうところまで来てるんで。

「カール・レーフラーみたいやつがまた現れたのか」(コメント)

山路:カール・レーフラー懐かしいですね。

小飼:懐かしいですね。

山路:それよりもずいぶん(笑)、

小飼:カール・レーフラーはアマと言えばアマ、趣味といえば趣味でやってたと、でもカール・レーフラーはセミプロか。でも、

山路:神学者の、

小飼:まあでも、非実在神学者の方はもうプロの、まさしくプロの犯行。Dappiもはるかにローテクとはいえ、プロの犯行じゃん。

山路:これ、フェイクなんかに関して、たとえば映像とかそういうものが証拠にならないかもみたいな、そういう将来的なことの不安っていうの、弾さん、感じます?

小飼:感じるというのか、ウザいなと。だって、何がウザいって、本来テキストで、テキストデータに電子署名しちゃえば済むような事柄さえスクショしてるわけじゃん、スクショ、スクショ、短縮URL、短縮URL、本当にTwitterがクソなおかげで、本当に技術的な意味で世界はクソまみれになったよね。
Twitter、たしかにTwitterって、人の心の下水みたいなところもあるけども、技術的にも本当に下水だよね。

山路:はっはっは。だけど前、弾さん、Twitterの技術、相当にやっぱり確かに難しいってことは言ってたじゃないですか、リアルタイムにデータベースを同期させたり、

小飼:いや、必要以上に難しくしちゃったの。

山路:あー。サービスの仕様によってってこと?

小飼:仕様によって。

山路:それをもっとシンプルなやり方でもできたやろうという、

小飼:そうそうそう、だから特に筋悪というのかだったのが短縮URLだよね。Twitterのおかげで根付いちゃって、Twitterのおかげでフィッシングの格好のツールになったんだよ。

山路:あと、スクショに関してはもしかしたら、Appleなんかがやってるライブテキストなんかが(笑)、改めてなんかそれをテキストにして読むようになる、

小飼:うん、だからバッカじゃない、始めからテキストつけとけばいいよ。

山路:ただ、結局あれも初めから長文のテキストをつけてるようにしたら、ここまでTwitterがブレイクしたかっていうと、そうではないですよね。

小飼:まぁでも当初から、Twitlongerとか外部サービスで長文を見せるというのはあったけど、今その手のものというのが全部スクショになってるじゃん、だから、そういうとこやぞ。そういうとこやぞ。

山路:なんかそういう要望を捉えて、ちゃんともっと使いやすいサービスにしろと、

小飼:しかも今や添付画像には、長いながーいalt文が付けられるんだよね。確か10万文字ぐらい最初、今もうすこし、

山路:それ修正されたんじゃないですか。

小飼:今修正されたんだけども、Twitterよりも長い文章を画像のalt文字列に入れられるという。

スタッフ:ちょっとよろしいですか、今、この『論弾』っていう番組、みなさんはブラウザの窓からこうやって覗いてるわけなんですけど、この番組が実在してるという証明はどうすればできますかね? AIかもしれない、映ってる絵が。

小飼:あ、バレた(笑)。

山路:それほんと、どうすんだろうな。

小飼:このネタは何度かやってるよね。僕ら実はVTuberですし、

山路:もう少しいいキャラ作ればいいのになって感じですけどね(笑)、だとしたら、

小飼:Unreal Engineでレンダーしてまーすってね。

山路:でも本人証明って、どんどん難しくなっていく感じはやっぱりしてて。

小飼:っていうのかさ、実はさ、我々もどっかのAIのインスタンスなんじゃねっていうのを否定しきれない……。

山路:シミュレーション宇宙論的な、

小飼:そうそうそう。だれかが見てる夢の一部なのだというね(笑)。本質的に区別がつくのだろうか。

山路:胡蝶の夢みたいな。

「後ろのほう作るの頑張ったな」(コメント)

山路:これとかもGANで作ってたりすんのかもしれないですよね、中の人が。

小飼:でもGANの場合は、なんでGANが低コストで上手くいくかって言ったら、本物がリファレンスになってるわけじゃん。本物と突合することで、どんどん良くしてくのがGANの根本的な原理なんで。だからそのGANのもとにする、GANの素材はどこから持ってくる問題があるよね。この世が完全にバーチャルだとすると、素材どこにあったんだろうって言うのは。

山路:結局、元はあるやんみたいな話になるって(笑)、元はあったんやろっていう話になるってこと(笑)。

小飼:でも、ビッグバンのところからランダムウォークさせて、ここまで来た可能性というのは否定しきれないな。

スタッフ:ほら、今見ている方々もコメントをされている方もいるんですけど、この方々も、ひょっとしたら、AIでこうコメントが流れてるのかもしれない。

小飼:そうそうそう、僕らこそ、そうだね、V視聴者を幻視してるのかもしれない。みなさんいらっしゃいます? 本当に。

「バレたか」(コメント)

小飼:いいな(笑)。

山路:それ、すごい大御所の芸能人とかに使われそうですよね、将来的に。

スタッフ:メタバースの裏側って、要は非実在ってそこに単語出てますけど、実在ってどうすんだって、ここ我々この空間に3人いますから、確かに3人いるってわかってます、

小飼:いや、3人いるの? 少なくとも一人は合成、

スタッフ:あはははは。

小飼:誰だ、誰なんだ(笑)。

スタッフ:どうすればいいんでしょうね。もうほんとに、こういう状況になってくると。

小飼:いや、やっぱりそこは自然科学者たちの台詞を援用したい、するのがいいですね、「とします」と。はい、牛は球としますと、はい、出演者は実在とします、と。公理ですから。

山路:疑っちゃいけないやつですよね。

「相手がAIでも楽しければいい」(コメント)

スタッフ:実際にほら、事故の解決としてドライブレコーダーとかいろいろ、映像の記録とか使ったりしますけど、ここらへんまでリアルになってくると、そこらへんの証明も、なんか難しくなって、

小飼:ただ今のところは、リアルなアンリアルというのは、それなりに金もかかるわけですよね。PS5でUnrealなリアルな世界というのを見ての通りエンジョイできますけれども、その世界を作り込むのはPS5だけではもちろん出来ませんから(笑)。だから、Unrealなリアルなドライブレコーダーがつくのは、今のところコストの問題があるから、リアルが一番自然であると。わざわざ、普通の人にはそれを作り込むだけの手間暇というのがないのであるというが間接的な、

山路:あとは何か、そういう車載用のブロックチェーンの仕組みを、車用のブロックチェーンの仕組みでドライブレコーダーとかの改ざんを防ぐ、

小飼:そこまでやらなきゃいけなくなるのかなあ。

山路:それこそ、車のセンサーとかを改ざんとかされないようなためのブロックチェーンの技術っていうのは開発されてますね。

小飼:もちろんそりゃできるんだけど、そうやって何と言えばいいのかな、余計なデータがまた増えていくというのがね。

山路:それはなんか、パブリックネットワークに流すというよりは、車がたとえば通信とか切れたところでも確実に改ざんされてないってことを保証するための技術ですけどね。

スタッフ:テスト、テスト、いかがでしょうか、ちょっと今、音量調整しながらしゃべってたんですけど、聞こえてますでしょうか。ちょっと遠いですね、わかりました。

小飼:こっちは何もしてないよ。

山路:こっちは大丈夫。「OKです」って出ましたよ。

小飼:OKです、はい。今、いらっしゃったのが、Vスタッフです(笑)。レンダー故、ちょっと大目に見ていただけると(笑)、

「AIによる数学の証明」と「定理の定義」

小飼:このへんもポリゴン落ちしたりしない? (笑)。

山路:あとこれ、コメントでもあったところで言うと、AIが数学を、

小飼:そうそう、コメントのほうで先にネタが出ちゃったので、もしかして、流出してる、ネタ帳が流出してる? みたいな。

山路:これってすごくないですか。

小飼:けっこうすごい。

山路:今までその定理を証明するような、なんかAIみたいな事ってちょっとあったような、

小飼:AIまで行かなくても、本当に普通に、プログラムとして定理を証明するための仕組みどころか、普通に言語であるじゃないですか。最近はソフトウェアの設計とかでも、要はバグがないということを数学の証明と、だから同じような、要するに反例がないと言うのを、きちんと出してやるって言うので、一部、実用的に、そう、単なるmathematicsでなくて、エンジニアリングのこととして、

山路:これも関係あるかな、「AIが半導体の設計者に、Google」。たぶんまあ、そういったようなことの応用かなあと思うんですけどね、

小飼:これはもう、昔からやられてるんだけれども、でもさぁAIっていう言葉はかなり昔から使われてて、だから単なる、今で言うところの単なるコンピュータープログラムを実行するのですらAIって言われててさ、昔のAI変換とかいうのはさ、もうただあれじゃん、学習じゃん。でも、この場合はやっぱり普通にディープラーニング、深層学習っていう言葉は使って欲しいですね、こういう場合のAIというのは。もう少し、だからAIっていう言葉がちょっとあまりに雑すぎるんだよね。あまりに長いこと使われすぎて。

山路:本当にね、登場してきた時から、そもそも人工知能的な物っていうのは目指してたとこもあるからなあ。これ、どうです、数学の定理に関して、これはやっぱり今まで人間の発見の仕方では見つけられなかったパターンをAIが見つけたっていうふうに考えればいいんですか、数学の定理に関することでいうと。

小飼:どうなんでしょうね、でもこの場合、数学者も一緒にいたので。

山路:ある程度、AIのほうでパターンを、候補みたいなものをあげて、数学者がその後を引きついでみたいな、

小飼:その前に数学者がconjectureを、仮説を挙げてたのかね。

山路:あー、

小飼:そこまでしっかり追えてないので。

山路:これって、しかし今まで人間のならではの発見って言われてたようなこともできるようになるかもしれない?

小飼:でも、今のところはAI見つけたパターンをこれはもしかして定理かもって言ってる段階なはずなので、AIのほう、そもそも、何を持って定理っていうのかっていうのは、けっこう何て言えばいいのか、人間の主観も入ってますよね。

 

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