浅葱3ヶ月連続巻頭特集決定!第二回目!
今回は先日新譜が発表されたカップリング曲「桃太郎伝記〜鬼火〜」をメインに話を聞いた!
■前回のインタビューではまだ公開前でしたが「桃太郎伝記 ~我武者羅~(以下、我武者羅)」のMVフルが公開されましたね。過去最大に大変だったMV、改めて見ると本当に映画調で撮影の大変さが良く分かります。改めてこのMVを公開してみて反応は如何だったでしょうか?
日本国内外から反響があって嬉しかったですね!桃太郎なんですが桃よりも、ファンと関係者にも大きなおにぎりを食べるシーンに触れられる機会が多かったですね(笑)。あとは鬼が強そうなので、勝機を訊かれたりとか…(笑)。約5分という短い時間に凝縮された映画のような作品は僕の目指す所なので、今回はその理想を活かせた良い作品になったと思います。過酷さを乗り越えた甲斐がありました。
■「我武者羅 桃開き直前PR動画」も公開しております。これはまさに本家、桃太郎の物語が楽しめる内容になっています。意図などあったのでしょうか?
日本人なら誰もが知っている「桃太郎」の話ですが、海外のファンがにはどこまで知ってもらえているかわからないので、MVをより楽しんでもらえるように、桃太郎の話を翻訳して事前PR動画も公開しました。僕の場合、古語なので日本人でさえ歌詞の内容がわかりにくいので(笑)、やはりそこは各国のファンに届けたいなと思って。
■カップリング曲「桃太郎伝記 ~鬼火~(以下、鬼火)」含む2曲の試聴が始まりました。今月はその「鬼火」にクローズアップして聞いてみたいと思います。まず「我武者羅」との関係性について聞いてみたいです。
「我武者羅」も「鬼火」も、2/12に配布する「祝詞呪」も「桃太郎伝記」の一部なんです。「我武者羅」は桃太郎のお話の序章になりますね。そして「鬼火」は桃太郎達が鬼ヶ島に到着してから初めて立ちはだかる困難になります。本来であれば桃太郎がお供達と共に鬼退治をしてめでたしめたしで終わりなんですが、当初予定していた時よりも話がどんどん深まっていったので、物語はここで終わらずに続いていく予定です。
■「鬼火」の映像では、ホラー要素を含んだイメージシーンも新たに追加されていました。このイメージシーンは「桃太郎伝記」の中で、どのような事をイメージして作成されたのでしょうか?
「鬼火」の追加シーンはMVで使用しなかったアウトテイクをいただいて、自分で編集して合成させたものなんです。なので、本来のMVのようなクオリティではないのですが、撮ったけど使わなかったテイクってめちゃくちゃあるので、再利用しつつイメージを感じてもらいやすいかなと。Bメロの「鬼火」の声に言葉をのせるか、のせないか、どのように表現するかと散々悩んだんですけど、今のスタイルがベストだった思っています。
■そのホラー要素も相まって、「鬼火」は、どこか妖艶な雰囲気が漂う楽曲に仕上がっています。こちらの曲について浅葱さんから解説をお願いしたいです。
歌詞の中で鬼火を表現している部分と、桃太郎の感情の部分の両方を表現しているんですが、背景は鬼ヶ島の洞窟ですから、これは妖しげな雰囲気を出したいですよね。日本のオノマトペでも怪談では「ひゅうどろどろ」がお約束じゃないですか。歌舞伎下座音楽を実際に聞いた人はいなくても、日本人の多くはこの音に不気味さを感じるというか。なので、そういった雰囲気の音(声)を取り入れたいなと思って。この世界の鬼火は赤子の顔をしているのですが、赤ちゃんって本来可愛らしいはずなのに、その赤ちゃんの顔をした鬼火が恐ろしい形相で襲ってきたら意外性もあってよけいに怖いかなと思って。人って目や口に見えるものが怖いと感じるらしいんですよね。なんでも人の顔に見える現象を「パレイドリア現象」というんですけど、そういう要素も取り込むことでホラー感を高めています。
■「鬼火」の和訳を確認出来てないのですが、こちらはどんな物語の歌詞になっているのでしょうか?
「我武者羅」の方は桃太郎本来のストーリーに沿っている部分が多いのに対し、「鬼火」からはオリジナルストーリーに足を踏み入れる曲になっています。鬼ヶ島に到着してまず襲いかかってくるのが鬼火です。鬼火は桃太郎の血肉を啜れば、その部位の肉を得られるのです。だから無数に群がってくるわけですよね。そして桃太郎もまた鬼の血が流れているということは先述したと思うのですが、桃太郎の場合は鬼火を斬れば斬る程にその力を吸収して、自分の中の鬼の血が目覚めていくんですよ。その苦しみと葛藤を描いています。
■11月4日(月・祝)渋谷REXから始まる全国ワンマンツアーでは、来年2月12日(水)ZEPP SHINJUKUで配布される楽曲を含む全3曲が初披露となっております。お客さんの反応は如何でしょうか?
「祝詞呪」については、サンプルの音さえも披露してない中、ライヴで初披露だったんですけど、ファンのみんなはすぐにその世界を感じ取ってくれるので、ライヴでも盛り上がってますね!「鬼火」に続きダーク要素が強い作品で、決して激しい曲ではないのですが、じわじわと日が暮れ、長くなった自分の影がなんだか怖く感じてしまう…そんな逢魔時のような怖さを感じながら楽しんでもらっている気がします。
■アンコールでは「和」以外であるASAGI名義作品も各地で一曲披露すると宣言しているともお聞きしました。実際こちらはどうなのでしょうか?
元々ASAGIソロは「Corvinus」「Unknown」から始まり、その後もメジャーデビュー作である「アンプサイ」「屍の王者」「Seventh Sense」「ZERO」と、和以外の楽曲から始まっているんですよね。なのですが、ワンマンをする程、和以外の曲が揃っていないので、「斑」をリリースしてからは基本ワンマンライヴで歌ってこなかったんです。和洋折衷でセットリストに組み込むのも難しくって。また和自体の曲も本編でちょうど終わるくらいの曲数だったのでアンコールは基本なしでした。なのですが、少しずつ曲が増えてきて、和以外のコンセプトの曲も聴きたいという声を多くいただくようになって、それであればアンコールを求められ、一区切りつけた状態あれば和のコスチュームのままですが、一曲ずつ披露しようかなという所に落ち着きました。
■現在絶賛ツアー中ではありますが、今回のツアーの感触は如何でしょうか?
初日から有難いことに盛り上がって大盛況ですね!フリや動きを覚えてくれるのも早くって、「我武者羅」では幟風のフラッグをファンにも持ってもらうんですが、士気が高まって僕も楽しいし、それこそ我武者羅に生きよう!という気持ちになります。アンコール曲でも日によって異なる曲が来るので、今日は何をやってくれるのかな?というようなわくわくした気持ちが届いてきていいですね!
■今回、「桃太郎伝記 ~我武者羅~」写真集も販売しております。どんな写真集になっているのですか?
キメ写真とメイキング写真に加えて、全曲のセルフライナーノーツも掲載されています。その中には2/12に配布する「祝詞呪」のものもあるので、聴いて観て読んで、様々な観点からこの世界を楽しんでもらえるのではないかと考えています。個人的に映画を見に行くと必ずパンフレットを購入するのですが、ツアーのお土産に是非手に入れてもらいたいひとつです。
■ツアーの千秋楽が来年2/12 (水)ZEPP SHINJUKUにて開催されます。前回のインタビューで、この日鬼を退治する為にみんなの力を借りたいとおっしゃっていました。今回のテーマは千秋楽に向けて鬼を倒す為のパワーを培って行くもう1つのコンセプトもあったんですね?
そうですね、僕が描く物語は架空の世界でありながら現実と近い場所にあるので、ライヴではより近い場所にあたると思うんです。なので、今回であれば桃太郎のお話がテーマとなっていますが、みんなと力を合わせてひとつの目標に辿り着きたいという気持ちはありますね。鬼という強大な存在を目にしたとしたら、やはり一人で戦うよりみんなの力を合わせた方が心強いですよね。なので、ツアーではみんなの力を得てパワーアップしたいなと思っています。
■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。
いつもお世話になっているVijuttokeさん、そしてVijuttokeをご覧の皆さん、浅葱です!現在ツアー真っ只中で、今回は「桃太郎」をコンセプトに新たな物語を紡いでいます。鬼ヶ島で鬼を倒すには皆さんの力が必要となります。僕をよく知っている方も、初めましての方も、是非この旅を共にしてくれると嬉しいです!
■3ヶ月連続特集のラスト、来月号では桃太郎伝記のラストZEPP SHINJUKU配布曲をメインにお話を聞けたらと思っております。
次回もよろしくお願いいたします!
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12月23日(月)18:00 DEZERT
12月24日(火)18:00 gaizao / DEATHROLL
12月26日(木)18:00 【Bloom feature】 ギャロ / M4GNET4R / ORSEAS
12月27日(金)18:00 浅葱
Artist INFORMATION
浅葱 New Single「桃太郎伝記 ~我武者羅~」発売中!!!
数量限定盤 TYPE-A(CD+Blu-ray)
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通常盤(CD)
●会場
数量限定盤 TYPE-A、数量限定盤 TYPE-B、通常盤CD、写真集
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