L→R Ba. 澄 -TO-RU- / Vo. 架神 -kagami- / Gt. 梦斗 -yumeto-
新体制となったばかりのDEXCOREにインタビューを敢行。
ジャンルなんて壁を鳥のように飛び越えて行こうとするこのバンドのジャンルがもはやDEXCOREそのものなのだ!
■改めて新メンバーに澄くんが加入し、ドラムサポートにMAKIさんを迎えた新体制になってバンドとして大きな変化はありましたか?
架神:大きな変化はあまり無いですね。勿論これまでの慣れがあるのでそういう細かい違いはありますけど、5ヶ月目になるのでグルーヴも生まれはじめて来ていて、違和感はないです。ただ、澄がこの2年くらい日々すごい練習して来たんだなっていうのを感じます。
梦斗:前任のベーシストが使っていたフレーズとかも自分のものに変換している印象です。バンドとしては自分も大きな変化は感じ無いですね。変わったと言うかむしろ別の方向の良さを感じます。しいて言うなら、ライブのムーヴに関してや視覚的な部分だけまだ多少のズレがあるので、修正して方向性を統一していけたらと模索段階です。
■澄くんに質問ですが、加入にあたってベースのフレーズなどを変えたりもしましたか?
澄:そんなに大きくっていうのはないですが、アレンジしてる部分はありますね。今までルートを弾いていた所をギターとユニゾンしたりとか、 5弦ベースを使ってますが5弦で弾いてた所をあえて4弦で弾いてなるべく外の音(フレーズ)がしっかり聞こえるように音の部分で練り直した所はありました。
■実際DEXCOREに加入してどうですか?
澄:加入する前に実は1年程DEXCOREのスタッフとして動いてたんですけど、その間もメンバーの一員ぐらいの気持ちで帯同してたので、違和感なく今のDEXCOREに溶け込めてます。
■そして、新体制となってすぐ2月18日(土) 名古屋DiamondHallでの主催「DEX FEST -2023-」を開催したわけだけど、自分も見に行きましたが凄い1日でしたね。メンバーはこの日はどんな1日でしたか?
架神:もう本当にライブ直前まで落ち着かなかったですね。物理的では無く、精神面で。かましてやろうと言う気持ちも大きかったですけど、DEXCOREのFESは来てくれた各ファンの人達とか出演してくれたバンド達が最高だったって楽しんで貰いたいっていうのが一番にあったので、その思いが不安に繋がったのかもしれないです。ライブの時は振り切っていたので全くそんな不安はなかったですが、本当に全部が終わってようやく肩の荷がおりたっていう感じでしたが、結果最高の1日になりました。
澄:本当にその通りで、そこに集まる人全員が楽しんでもらえるように組んだんですが、やはり当日なって何だかんだバタバタしたりして、緊張っていうのよりも、出番直前まで落ち着かない部分はありましたね。
梦斗:僕は精神面と言うよりは、物理的にあたふたしましたね。DEXCOREは主催としてもいちバンドとしても、お客さんだけじゃなく出演するバンドも唸らせるサウンドをバンドのトータルサウンドプロデュースしている身として聞かせたいという部分で、その準備や試行錯誤段階での物理的な大変さが大きかった感じです。当日は全バンド見てたんですけど、本当にあっという間で、緊張と言う緊張を感じ無いまま、気づいたら自分達のSEが流れてDEXCOREの出番でした。(笑)
■ゲストにlynch.の葉月さんが出演しましたよね?
架神:そうなんです。葉月さんが俺1人なら出られるよと言ってくれて、名古屋のフェスというのもあってサプライズも兼ねて出演して頂きましたね。
■4月14日には最新デジタルシングル「Savior」をリリースして、シャウトと、サビの突き抜け感(グッドメロディのサビ)が今まで以上に振り切っているように感じました。この曲はいつぐらいから準備してた感じですか?
架神:デモとしてはちょうど1年前ぐらいからあって、サビがどうしても決まらなくて時間がかかった曲ですね。このサビはある時ふっと湧いてきたんですけど、最初からもっとラフに行けば良かったです。自分達の曲のクオリティも上がって来ているので、リスナー目線になった時に中途半端なものを出せないなと思い過ぎて知らず知らずのうちに多分力が入り過ぎてたんでしょうね。
■ただ、かかった時間があってこそこのサビが出たんだと思います!全体は最終的に3人でまとめた感じですか?
澄:架神はデモの段階でかなり細部まで作り込んで来るので「こういう表現がしたいのね」っていうのが分かりやすいので、基本的には架神が表現したい事をそのまま弾くって感じですね。
架神:特に今回はデモの段階の結構そのままの状態で出来上がっていますね。
梦斗:今回は自分もそのまま弾いた感じです。ファーストインパクトは意外と静かだなと感じましたね。メロが主軸なんだというのがすごく分かりやすくて、あまりギターが主張しても邪魔になるし、かといってギターが細かく動く所もあるし、そのバランスが架神の中で固まっていたのが分かったのでアレンジは加えてませんね。
■タイトルの「Savior」は直訳だと「救世主」という意味もあったりしますが、このタイトルにした理由が聞いてみたかったです。
架神:失敗した時に人のせいにしたりする人もいますが、何かをどうするかって自分次第で、迷って選択をして、そこから結局どうするかは自分だし、自分を救うのは最終的に自分しかいない。そう言う意味の「救世主」ってタイトルですね。
■DEXCOREが「救世主」って意味もある?
架神:そう言う意味で書いては無かったんですが、この曲が誰かの中でそういう位置付けになるんだったら、そう言う意味もあるかもしれませんね。でもざっくり言うと、他人をあてにするな!自分でどうにかしろ!って言う歌です。
■MVはあえてシンプルな感じだったけど、MVのコンセプトについても聞いてみたいです。
架神:壮大めな感じにはしたくてロケーションは選んだんですが、最初は冒頭にドラマシーンと言うか、イメージシーンのようなものを入れようかと思ってたんですよ。でもこの曲は歌詞を見て欲しいっていうのがあったので、そこに余分な情報が入ると伝わりづらいなっていうのがあってシンプルになりましたね。
■4月24日には福岡でのワンマン公演がありました。福岡でワンマンって聞いて驚いたんですけど、福岡と言う土地を選んだ理由とワンマンの様子を聞きたいです。
架神:前日に福岡でイベント出演があったっていうのもあるんですけど、東名阪以外でワンマンをやったことが無かったので、正直怖いのはありましたけど、今の自分達が東名阪を離れた場所でワンマンをやって、どれくらい認知されているのか知りたくて、その腕試しも兼ねて福岡でワンマンをきりましたね。結果にまだ満足はしてませんが、自分達が思った以上に集まってくれて盛り上がったので福岡ワンマンやれてよかったです。
■そして、名古屋では4月28日に異色な2マン。前から架神くんはカッコいいバンドとたくさん対バンしたいと言っているので、まさにそんな2マンじゃなかったですか?
架神:異色ですよね。僕自身も「そこに鳴る」は聴いてましたけど、対バンをするとなると未知で、僕らがというよりファン同士が上手く混じり合えるのか、たぶん彼らも挑戦だと思って誘ってくれたと思うので、是非って出演させて頂きました。
澄:結果すごい良いツーマンでフロアの雰囲気もすごく良くて。
梦斗:バンド同士でしっかりBROになれたので、また一緒にやりたいですね。
■もうDEXCOREにジャンルは関係ないですよね。ところでズバリ!許されるなら誰と対バンしたいですか?
架神:許されるなら? SLIPKNOTやTaylor Swiftですね。
梦斗:僕はMegadethです。他に海外でデスコアシーンを牽引しているようなバンドと対バンしたいですが、ただMegadethです(笑)国内だとRADWIMPSです!
澄:自分がバンドをやる1つの目標として、誰もが知っているアーティストと対バンするのが夢なので、特にはここと!って言う感じで絞れないですが、僕がバンドをはじめるきっかけにもなった西川貴教さんですね。イナズマロックフェス出たいです!
■DEXCOREがイナズマロックフェス出たら面白いですね!
架神:無くは無いですよね?(笑)
■今回「Savior」をリリースして、次回作の構想とかはあったりしますか?
架神:そろそろ激しいフェーズに突入したいと思って今は作っていますね。まだ構想段階でこれからですが。
■8月の「Vijuttoke!!Festtoke!!2023」にも出演してもらいますが、名古屋でのフェス、そしてなかなかV系のフェスっていうのも珍しいかと思うので、名古屋代表として意気込みをお願いします!
架神:始動ライブが2016年の「Vijuttoke!!Festtoke!!」だったので思い入れもありますし、一番は盛り上げる事が出来ずっていうトラウマがすごいあるので6年越しにリベンジしたい気持ちが強いですね。
澄:僕らビジュアル系ですが、V系メタル以外のビジュアル系と対バンする事が少なめでアウェイになりつつある感じもあるので(笑)いま自分達の音楽やライブがどれだけ通用するのかっていうのも含めて楽しみです。
梦斗:久しぶりにいろんなビジュアル系の中に飛び込むので未知な部分もありますが、僕らはDEXCOREってひとつのジャンルだと思っているので、いつもの自分達の音楽 ”DEXCORE” というものを武器にアプローチするだけだと思っていますね。
■5月17日リリースの1st Blu-ray「ONEMAN LIVE -18- TOKYO」について前回架神くんには話を聞きましたが、梦斗くんのハイライトも聞いてみたいです。
梦斗:あの日は物理的では無く、精神的にアタフタしていました。(笑)朝から衣装がないメンバーの為に別の物を用意したり、ギターの音作や機材の点検をしていたらキャパオーバーしちゃって、個人的には全部出しきれなかった部分があったのでそういう意味でも忘れられない1日でした。
でもおかげでそれを教訓にそれ以降のライブに関しては、しっかりスペアタイムを確保して、時間割もしっかり決めて出来ているので、どこかでまたフル収録のライブ撮影をする事になったら、その時はしっかりリベンジ出来るのでは無いかと思います。
■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。
MAKI(※Support Drum):8月19日 名古屋「Vijuttoke!!Festtoke!!」楽しみにしていて下さい。盛り上げます!
梦斗:この日DEXCOREを初めて見る人もいると思います。初見はラウド要素が強いバンドだと思われるかと思いますが、楽しいノリも出せるバンドなので、是非この機会にDEXCOREを体感しに来て下さい。音圧というものがなんなのか分からせてあげます。
澄:DEXCOREは他のバンドより、シャウト多かったり、爆音だったりしますが、このインタビューを見て少しでも気になった方がいたら、ぜひYouTubeで視聴してもらって、ライブも聴きに来て下さい。
架神:この日、V系メタルコアと言うものを1から分からせてやりたい。
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5月22日(月)18:00 ゼラ
5月23日(火)18:00 DEXCORE / MIMIZUQ
5月25日(木)18:00 千聖 【MSTR Crack6 / PENICILLIN】× KAMIJO(Versailles)
5月26日(金)18:00 団長(NoGoD)× KISAKI × ryo(HOLLOWGRAM他)
Artist INFORMATION
●Digital Single「Savior」配信中
01. Savior|02. Savior (instrumental)
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「ONEMAN LIVE -18- TOKYO」
¥6,600(tax in) / JRVD-1015
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