私は自分の目を疑った。黒木智子の運勢を見ようとニコ割のリンクを押したはずなのに眼前に広がったのはブロマガ小説。
―もしかして押すのが若干遅れたか？
そう疑い今一度ニコ割を戻し、再びリンクをクリック。
―やはり同じだ。
ブラウザのタイトルバーに燦然と輝くキマイラ鬼骨変の文字。
何故だ。何故。
そして思考は一つの結論に辿り着く。その推理の正否を確かめるためスクロールバーを下へ下へと送る。
―やはりだ。
ブロマガのコメント欄。そこには「釣られた」もしくは「クソワロタｗｗｗ」といった趣旨の発言が所狭しと並べられていた。
すなわち、これは運営のミスだったのだ。