農山村にいった若者のうち、約3割がそこに居着いているといいます。結城さんはどう感じているのでしょうか。「農山村と若者編」最終回は、帰ってきた若者たちの手紙がいくつか紹介されています。今の担い手というのはどうしても農業をやっている人のお子さんが農業を継ぐという仕組みになっています。しかし僕は新しい担い手を積極的に検討する時代が来ているのではないかと思っています。
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【結城登美雄の食の歳時記#19】(農山村と若者編・最終回)
「地球緑化センター」に聞きましたら、年間120万くらいの予算と空き家があればいつでも若者を派遣できると言っていました。若者は月々3万の食費と2万円の生活費をもらうだけなんですが、金は少なくても充実した仕事をやりたいと思っています。
若者はどんな動機で山村にむかっているのでしょうか。それは一番はまず、自分の仕事として農業を考えていてそれを実現するために農地がないので山村に行って農業体験をしたい、というのが30%です。それと悩む若者ですから、自分の進路や今後を考える一つの手だてや自分の力を試す場所として山村を考えているようです。いずれにしても真面目に、真剣に人生を組み立てようとする若者の姿が伺えます。何よりもびっくりしたのは、その320人いた若者の34%がそこに留まって山村に暮らしているという事実です。東北では青森や秋田、岩手、福島にはありますが、まだまだ宮城にはこれを受け入れる自治体かないんです。ぜひ宮城県の自治体も若者を積極的に受け入れて、それを地域の担い手にしていく方向も考えてはどうかと思います。
日本の農業は後継者不足ということが盛んに言われています。どうしたらいいだろうか?(無料ここまで505文字/1,778文字中)
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