「日本維新の会」が第三極といわれ、最近では嘉田滋賀県知事が代表をつとめる「日本未来の党」が話題をさらっている。依然としてマスコミでは「第三極」はどこかという話題で持ちきりだが、そんな中で「『第三極』はめくらましだ」というのは作家で『メディア裏支配』の著者・田中良紹氏だ。

「世の中は民主 vs 自公 vs『第三極』というがそうではない。あくまでも、民・自・公 vs『第二極』の対立軸だ」と指摘する。

田中氏はマスコミが煽る「第三極」情報を脇に置き、今回の選挙のきかっけである「三党合意」に時計の針を戻して現在の政局をみる。「TPPや金融政策など消費増税以外の争点が増えるほど国民に選挙の原点を忘れさせます」「もともと何のために国民が投票に行かなければならないかと言えば、民自公3党が協力して消費増税法案を可決させたからです」という。

11月末に行われた壬辰田中塾(毎月開催・参加費1,500円)では、12月16日の総選挙の見方だけでなく、歴史を振り返り、現在と昭和初期の政局状況との類視点を投げかけた。毎月最終水曜日に開催される田中塾の模様を質疑応答を除き、音声でお伝えします。歴史と世界を見渡しながら選挙に臨むためにも、ぜひご視聴下さい。

■田中良紹:めくらましの「第三極」(音声有料300pt/会員無料)
http://www.nicovideo.jp/watch/1354537891