1984年まで魚の自給率は100%でした。今は、50%前後まで落ち込んでいます。2011年には東日本大震災により東北の水産物の漁獲量が減少し、生産量が476トンと前年の531万トンに比べて10%ほど減りました。
日本人の魚を食べる量が減っていく中、海外からの輸入の割合の増加、200海里水域(約370kmの「排他的経済水域」と認めれた沿岸海域)の設置、オイルショックによる燃料代の高騰…などなど、漁業を取り巻く状況はいっそう厳しくなっています。「浜の暮らしその3」ではその厳しい現状を、そして次回「その4(最終回)」では、みんなで資源を大事にしよう、浜の近くで暮らしを立てていこうという動きについて触れていきます。
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【結城登美雄の食の歳時記#14】沖合漁業の後退と伝統漁業への回帰(浜の暮らし編・その3)
漁業は漁船漁業と、養殖などの栽培漁業に分かれるそうです。漁船漁業は操業する海域によって3つに呼び名があります。沿岸漁業、沖合漁業、遠洋漁業です。沿岸漁業は、朝、船を出して沖に出て夕方には帰る日帰りの範囲で、船も10トン以下の小さな船が主流です。沖合漁業というのは港を出て、沖で停泊して夜をすごし2、3日間くらい船に泊まって漁をするものです。(無料ここまで171文字/1,303文字中)
日本人の魚を食べる量が減っていく中、海外からの輸入の割合の増加、200海里水域(約370kmの「排他的経済水域」と認めれた沿岸海域)の設置、オイルショックによる燃料代の高騰…などなど、漁業を取り巻く状況はいっそう厳しくなっています。「浜の暮らしその3」ではその厳しい現状を、そして次回「その4(最終回)」では、みんなで資源を大事にしよう、浜の近くで暮らしを立てていこうという動きについて触れていきます。
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