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今年最後の投稿です。

「ざ・こもんず」忘年会でのご挨拶でお話させていただいたことと同じなのですが、07年への決意表明に変えて、ここに記させていただきます。

最近の私の関心は、「食と農」よりむしろ「都市における労働」にあります。その発端は、この1~2年、熊本・水俣、宮崎・高千穂、千葉・鴨川、新潟・上越、宮城・鳴子など、全国の農山村で都市から移り住んできたり通ったりしている若者に出会うことが多く、その年代が圧倒的に30歳前後であることに気づいたことでした。そして、彼ら・彼女らの世代が、私たちオジサン・オバサンとはまったく異なる労働の環境におかれていることに気づかされました。

彼ら・彼女らが社会に出たのは90年代半ば。「雇用のポートフォリオ」なる方針のもと、経団連が「雇用の柔軟化」、すなわち「終身雇用・年功序列」システムの終焉を宣言したころでした。その結果、生み出された「非正規雇用」層が