昨日、赤坂の書店に入ったらドギツイ表紙の雑誌が目に飛び込んできた。「小林よしのり責任編集長」『わしズム21号』である。ふだんなら絶対手にしない雑誌だが、特集「故郷(パトリ)なき『美しい国』を愛せますか?」に惹かれて開いてみた(最近、「パトリア」「パトリ」「パーリア」に少し関心を持っているので)。
そうして思い出したのだが、たしか昨年暮れ、イタリアのスローフード運動を日本に紹介した作家の島村菜津さんから電話がかかってきて、そのとき書いている原稿に私の名前とコメントを入れてよいかと聞いてきた。そんなのむしろありがたいことなので、なぜ気にするのかと聞いたら「その雑誌が雑誌だから……」。
「なんの雑誌なの?」
「わしズム……」
「…………」
まあ、島村さんが書く原稿ならまちがいはないけど、よりによって「わしズム」とはなあ……と思ったが、結局は「いいですよ」と言ったことを思い出した。
21号にはその
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