希蝶 のコメント

会場で途中人事不省におちいったので、改めてタイムシフトで見た感想を記します。

参加目的は省きます

第一部について
コスタリカの軍事情況について、自宅で確認してみました。かつてマイクロソフト社が出していたエンカルタという百科事典には、「正規軍は、1948年に政権をにぎったPLNにより解体された。3000人の市民警備隊と2000人の国境警備隊、2000人の地方警備隊のみが国の安全をになっている」とのっておりました。確かに地方警備隊となっていましたが、井上先生、伊勢崎先生の解説を聞いた後だと、ただの警備隊ではないことが感じられて興味深かったです。伊勢崎先生のforceという言葉の定義や、国連軍地位協定の話未知のことでしたので、勉強になりました。こういう話をもっとどこぞやの百科事典で掲載して貰いたいものだ、と思いました。

第二部について
長谷部さんの本は自分も思わず購入しましたが、これから「憲法道場」の本とともによんでみたいです。ただ、お話をうかがった限りでは素人は專門家の領域に立ち入るなといった選民思想が満ち溢れているようで、あまりよい感じはしませんでした。專門家だからこそ自身の視野に縛られてしまい、誰でも分かることに気づかぬ場合もあるのではないか、と思います。初心忘るるべからずと申しますが、私たちは人の意見に虚心坦懷に耳を傾け、互いにどういう点で長所・短所があるのかを検討し合わなければならないのではないか、言えるのではないでしょうか。自分だけが何でも知っている、という態度は非常に危険です。むしろ自分の預かり知らぬことの方が世の中には多いのだ、という気持ちを持ちつづけるべしと肝に銘じます。

全体の感想
期待以上に充実した道場でした。環境も良く、シンポジウムを開くのに適した場所であるとも感じましたし、何よりも枝野氏が約束を履行してくださっただけでも、価値がありました(勿論、それだけでなく、枝野氏の立憲的改憲案もきけたことも収穫でした)。その後の質疑応答も充実しており、ガンジー主義を信奉する甘さはしばしば言われていることですが、他国の軍隊を数十年にわたって駐留させ、そのことに無感覚でいる私たちの覚悟も今こそ試させるべきときではないのでしょうか。

今後取り上げて欲しいテーマや企画
会場で記したのとは別のことを記します。私たちはスマートフォンやパソコンを当たり前のように使用していますが、もしそれらがなかった場合、どのような現状を迎えていたのか、想像してみるのはどうでしょうか。「新墮落論」で墮落したような現在が別の形で迎えることになったのか、それとも、決まり切ったことを機械に任せ、考えることを放棄した現状ではなしに、もっと人間性を取り戻した生活を迎えることができたのか、否か。一言で言うと、「技術革新とい人間性」という主題ではどうなのか、ということです。

ということで、よしりん先生のお仕事も大変なことと想像いたしますが、頑張って欲しいです。私もパソコンのデータを消したり、フロッピーにコーヒーをかけて自失呆然とすることが多々あります。手塚治虫先生もジャングル大帝の初期の原稿をある事情で紛失し、とても悔しい思いをされたと耳にしました。簡単ではないですが、なくなったものは作り直せるならまた作れば良い、と思います。それによって、前回よりもよりよいものが生まれる場合もあると思います。
とりあえず、こんな感じです。長々と駄文を記して、すみませんでした。前回の道場と含めて、何度も見直してみたいです。

No.8 80ヶ月前

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