kellow のコメント

こんばんは。
『軍トリ』いつも興味深く拝見しています。

海軍出身者についての質問です。
『手に取るようにわかる太平洋戦争』という本の220ページ目に、「海軍出身の総理大臣は不思議とみな良識的で、命をかけてでも国のために正しいことを主張する勇気のある人物が多かった」と書かれていて、山本権兵衛、加藤友三郎、斎藤実、岡田啓介、米内光政、鈴木貫太郎の名前が挙げられていました。
なぜ立派な方が海軍出身者に多かったのかと言えば、軍艦は自国の領土と同じ扱いを受けるものだから、艦を国家に見立てるシミュレーションができたからではないかと分析しています。
「海軍幹部にも不愉快な人物はいた」と書かれてもいるので、海軍だから素晴らしいというわけではなく、艦隊勤務経験が多い人ほど「公」を捉えやすかったのではないかという趣旨です。
確かに自分も日本を船に例えて、船が氷山にぶつかりそうな時にイデオロギーなんて関係ないとか、船長がバカだったら下っ端でも物申さなければならないだろうなあといったことを考えたりするので、間違ってはいない気がするのですが、笹さんはこの艦隊勤務ついての分析をどう思われますか?

ちなみに上記の本は海軍寄りだからか、珊瑚海海戦のことは書かれていましたが、ポートモレスビー攻略中止のことは一言のみでした。

No.2 83ヶ月前

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