2.今回のゴー宣道場の感想をお聞かせください
① 第1部について
民進党は皆の多様な意見を聞くという。しかし、多様な意見をまとめあげて団結するには(遠心力を求心力にするには)、リーダーとなる人間に相当なリーダーシップがなければならない。その点で果たして枝野氏(或は前原氏)は安部首相に対抗できるかどうか。
安倍政権の強みは大衆に訴えかける(幻想を見せれる)派手な分かりやすさ、それとなるだけ弱さ脆さを前に出さないところか。議論を重んじようと、誠実性があろうと、地味で、何かと迷走ぶりを露呈してしまいがちな民進党。
民進党が二大政党の一つになるにはまだまだ課題は多いと感じました。
② 第2部について
自衛隊を合憲とする解釈に執拗に固執するのは、やはりどうにかしないといけないのでは。
しかも国会議員皆がそうだとしたら…。よしりん先生や木蘭先生が言っていたように、前と主張が変わっても、何故変わったかをちゃんと説明できればいいのだから。それは論理矛盾でなく、無責任でもないはず。
そもそも何のための憲法改正か。これをはっきりさせないといけないのでは。安倍政権、安部支持者は、押し付けられ憲法というコンプレックスを克服したいとか、レガシィとか。それに対して枝野氏はどうなんだと、そこはあの場ではっきりして頂きたかった。色々政治的なことを気にされているのは分からなくはないですが、その点だけでも忌憚なく明確に言えれば、きっと皆の評価も大きく違っていたでしょうに。
③ 全体的な感想
死闘といっていいほどの凄まじい(本当に胸ぐらの掴み合いになるんじゃないかとハラハラしました)、そして超ハイレベルな議論でした。
(ID:42936071)
性別 男
年齢 37
お住まい(都道府県)神奈川県
職業 建築業 職人
1.参加(視聴)の動機(目的)は何ですか?
井上達夫氏については、前回の道場で予告されていましたが、そこに民進党・枝野議員が来る。その意味を察して本当に身震いしました。安倍政権・安部首相はともかく、ゴー宣道場は本気だと。
国の命運を握る政治家の場合、それこそ下手なこと言えば斬り殺される位の覚悟と緊張感をもって議論に挑まなければ、強い政治家なんて生まれないでしょう(細野氏は残念ながら弱さを露呈してしまいましたが)。この真剣勝負の行方は如何に?
お盆休み前は下手に予定を空けられませんでしたが(それでなくとも、今回は倍率が高そうでしたが)、久々にリアルタイム視聴ができます。
今回、興奮冷めやらぬうちに、印象を整理しないままに、推敲ないまま感想を書きましたので、やたら長くなってしまいました。失礼します。
2.今回のゴー宣道場の感想をお聞かせください
① 第1部について
民進党は皆の多様な意見を聞くという。しかし、多様な意見をまとめあげて団結するには(遠心力を求心力にするには)、リーダーとなる人間に相当なリーダーシップがなければならない。その点で果たして枝野氏(或は前原氏)は安部首相に対抗できるかどうか。
安倍政権の強みは大衆に訴えかける(幻想を見せれる)派手な分かりやすさ、それとなるだけ弱さ脆さを前に出さないところか。議論を重んじようと、誠実性があろうと、地味で、何かと迷走ぶりを露呈してしまいがちな民進党。
民進党が二大政党の一つになるにはまだまだ課題は多いと感じました。
② 第2部について
自衛隊を合憲とする解釈に執拗に固執するのは、やはりどうにかしないといけないのでは。
しかも国会議員皆がそうだとしたら…。よしりん先生や木蘭先生が言っていたように、前と主張が変わっても、何故変わったかをちゃんと説明できればいいのだから。それは論理矛盾でなく、無責任でもないはず。
そもそも何のための憲法改正か。これをはっきりさせないといけないのでは。安倍政権、安部支持者は、押し付けられ憲法というコンプレックスを克服したいとか、レガシィとか。それに対して枝野氏はどうなんだと、そこはあの場ではっきりして頂きたかった。色々政治的なことを気にされているのは分からなくはないですが、その点だけでも忌憚なく明確に言えれば、きっと皆の評価も大きく違っていたでしょうに。
③ 全体的な感想
死闘といっていいほどの凄まじい(本当に胸ぐらの掴み合いになるんじゃないかとハラハラしました)、そして超ハイレベルな議論でした。
井上達夫氏は本当におっかない、あそこまで苛烈な鬼論客だとは。そんな人に、逃げず、めげず、泣かず、自暴自棄にならずに、なます斬りにされながらも最後まで理性的・論理的にに食らいついていった枝野氏も頑張った。やはり、これくらいの論戦を積み重ねなければ民進党は復活できないのかも知れません。今回は、さすがに枝野氏は防戦一方という感じで、頼りない、煮え切らない、諸手挙げて支持とはいかないかなと感じた人も多いと思いますが、枝野氏も決して心折れなかったからこそ、井上氏もあそこまで本気になったのではないでしょうか?
要はこの後でしょう。猛勉強して、もし次の機会が会ったら互角以上の論戦を展開してくれるわ、というくらいの覇気・根性・精神力が枝野氏にあれば!そのひたむきな情熱に周囲がついてくれば!
あくまでも論理を積み重ねて厳しく理想を求める井上氏と、現実を見て、折り合いをつけながらの枝野氏の対決。
理論を突き詰め過ぎて、難解になりすぎた現代音楽VS分かりやすいロマン派の音楽?
僅か数センチ単位のレンジにアジャストするためにルアーセレクトして、ゲーム性を追求するトップアングラーVS長尺多点仕掛けで幅広い層を攻める、とにかく釣果第一の釣り師?
天界VS人間界?
前者に行きすぎれば、理念に走りすぎてついてこれる人がいなくなる。かといって後者に落ち着いていれば、妥協ばかりになって、欺瞞だらけ、不満だらけの世になる。理念についていけるほどに人が強くなるか、それにはどうするか?或いは、理念を追求しつつ、現実と折り合いをつける、そのさじ加減を如何に…?後述の私の研究に、大きなヒントとなりそうです。
井上氏のような天界の論客が、地上について、地上の現場の人間を交えて議論する。そんな感じか?両者とも、そしてゴー宣道場が、今回をいい機会として、それが公益に繋がっていくような建設的なことになれば…。というか、次回からのゴー宣道場はどうなる?ハードルがはね上がってしまいましたが…。
結局、枝野氏の憲法改正案は公表されませんでした。もしかしたら今回の議論を受けて、枝野氏もまだ手直ししなければいけないかという風に思ったのかもしれないということにしておきましょう。もし発表されていたらどんな展開になっていたか、という残心はあるけれども。
ついでにもう一点。今回は、いつも鬱陶しいと思っているコメントを消さず、つけっぱなしにしていましたが(それくらい夢中でした)、あの人たちってちゃんと聞いた上でコメントしているのか?それとも私が不器用なだけなのか?[ザ・議論!]を読んでも、今回の議論を見ても、議論・論戦の極意とは、例え疑問に思っても、とりあえず最後まで相手の意見を聞き、一旦受け入れる。その上で反論なりをしていく、と思ったのですが。
④ 今後「道場」や「ネット道場(動画)」で取り上げて欲しいテーマ(企画)があればご記入ください
約12年前に、(ライフスタイルの事情で)暫く離れていたゴー宣シリーズ(戦争論シリーズを含め)を一気買い・一気読みしまして、自分の大学生の頃からやっていた研究が、もしかしたら日本を強くするために役立てることはできないかと、ずっと暗中模索してきました。
そして、日本が本当に強くなるためには、議論・熟議の場が絶対不可欠という結論に達していまして、それを正に実践・実証(特に今回は特筆するほどに)して下さっているゴー宣道場は応援し続けないわけにはいきません。
これまでもゴー宣シリーズ・ゴー宣道場からは色々とヒントを頂戴させて頂きましたが、私などよりもずっと深謀遠慮に優る師範方ならきっとまだまだ見せてくれるという期待を以て、この場に代えさせて頂きます。